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ドヴォルザーク:「新世界より」「モルダウ」
ヘルベルト・フォン・カラヤン
カラヤンを侮っていたのかもしれない。艶やかな弦が束になって襲ってくる第4楽章で身震いした。美しいからこそ恐怖が引き立っていた。
ドヴォルザーク: 交響曲第6番-第9番《新世界より》
コリン・デイヴィス、他
ライブということで雑音は多いが雰囲気は抜群。LSO LIVEということでお気づきの方はいらっしゃるだろう。録音良好でオケも非常に高レベル。ユニークなドヴォルザークを奏でている演奏揃い。田園、厳格とは違い荒っぽいく元気な演奏。是非コレクトしよう。
Kodaly: Hary Janos Suite, Psalmus Hungaricus, etc / Fischer
アダム・フィッシャー、他
ハーリ・ヤーノシュには幻滅した。オケのまとまりが感じられず美しい演奏とは感じられなかった。しかしDISC2はひと味違った。コダーイを知るための盤ではない。これは民族舞曲を熱く感じるための盤である。ガランタ舞曲のオケの収束後の爆発が体全身をふるわせるであろう。
ドヴォルザーク:交響曲第9番≪新世界より≫/セレナード作品44
イシュトヴァン・ケルテス、他
良くも悪くもないお手本的な演奏。オケもうまいし問題は無かろう。ただし私にはおもしろみがないと感じられた。何か特徴が欲しい。
ヤナーチェク: シンフォニエッタ、4つの前奏曲〔歌劇「マクロプロス事件」序曲(前奏曲)、歌劇「カーチャ・カバノヴァー」序曲(前奏曲)、歌劇「死の家より」序曲(前奏曲)、序曲「嫉妬」(イェヌーファのための序曲のオリジナル)〕、他
チャールズ・マッケラス、他
ジョルジュ・エネスコのルーマニア狂詩曲 第1番 イ長調 作品11-1が含まれていることを見落としてはいけない。これぞ最高の舞曲であると感じられる名演を含んでいる。マッケラスを知らな人には特に聴いてもらいたい。
ドヴォルザーク:交響曲第9番≪新世界より≫・第8番
イヴァン・フィッシャー
私の愛聴盤。第8番、第9番どちらも好みである。第8番の3楽章はカラヤン/ウィーンフィルに負けないくらいの躍動感があり、第9番の2楽章のしみじみとした情緒溢れる懐かしさは言葉で語れるものではない。まさに名演!フィッシャーの新たな解釈を一度は聴いていただきたいものだ。
ドヴォルザーク:交響曲第7番・第8番
イシュトヴァン・ケルテス
人気が高いケルテスだが私はあまり好きではない。土風溢れるものとは思えず、寂しい雰囲気に捕らえてしまうのは私だけであろうか?辛さの中に甘みがある。そんな演奏を私は望んでいるのだ。もう少し木管の活躍を第8に望むのである。鳥の鳴き声が重要だと思うのである。
ドヴォルザーク:交響曲 第8番 ト長調 作品88
アントニン・ドヴォルザーク、他
取り扱い終了とは残念だ。
Elgar: Enigma Variations; Holst: Planets / Boult, LPO, LSO
エイドリアン・ボールト
惑星と言ったらボールト以外は考えられない。感想は書くまでもなくすばらしいの一頃だけ残しておこう。大スペクタクル!
Smetana:My Fatherland -Ma Vlast (1999):Uwe Mund(cond)/Kyoto Symphony Orchestra
ゆっくりとしたテンポで壮大な風景を醸し出している演奏である。激しさ、熱さが強調された演奏でなく田園風景がしっかり描かれている。
Dvorak:Symphonic Poems -Water Goblin/Noon Witch/etc:Vaclav Neumann(cond)/SWR Symphony Orchestra/etc
ヴァーツラフ・ノイマン、他
ドヴォルザークの得意とする田園風景。この演奏は決して田園風景とは思えない、熱く激しく詩に沿った演奏。アーノンクールの描く交響詩には驚かされたが、これにも驚かされた。激しい部分があるために静かな風景がより一層引き立てられているように感じられ心も晴れるであろう。
Dvorak: Symphony No.9; Slavonic Dances
エイドリアン・リーパー、他
第1楽章からはじけ飛び。第2楽章でしみじみとさせてくれる。時折現れる木管の響きがあっさりしているのが気に入らないが、弦の抑えもあり落ち着いた雰囲気が出ている。しかし第4楽章の弾け具合はやはりリーパーだと思わせてくれる。決して土風溢れるものとは言い切れないが、ドイツの豪勢な演奏とはまた違う。新たな解釈ができる演奏であろう。I・フィッシャー、アーノンクール、コリン・デイヴィスを味わったものにならこの気持ちは伝わるかも。
Dvorak: Slavonic Dances Op.46, Op.72
マイナー盤だとは思ってはいけない。リーパーの指揮するこのスラブ舞曲は私にとっては名演である。スウィトナーのような華やかさには欠けるが、若気の至り的な元気のある演奏。打楽器の弾けっぷりも思わず踊りたくなる。入門用に手にして欲しい。
スメタナ:連作交響詩《わが祖国》(全曲)<限定盤>
雄大広大な自然が感じられる名演。これだけで十分であろう。これを聴かずしてわが祖国は語れない。
コダーイ:組曲≪ハーリ・ヤーノシュ≫ ガランタ舞曲/マロシュセーク舞曲 ハンガリー民謡≪孔雀≫による変奏曲
アンタル・ドラティ
重さに欠けるが華やかであり軽いステップで踊れそうな演奏である。ガランタ舞曲が大好き私には残念な盤ではあったが、ハーリ・ヤーノシュの美しさを知るには良い切っ掛けとなったのは悔しいけど書いておこう。
Dvorak:Complete Symphonies:No.1-9:Ivan Anguelov(cond)/Bratislava Radio Symphony Orchestra
イヴァン・アンゲロフ、他
広いホールで響きが乗りすぎている。決して録音環境はよいとは思えないものだが演奏は格別。全交響曲が収録されておりこの価格を考えれば買う価値はあるであろう。第9番は激しくたたき上げた感じがし、頼もしく感じられた。第7番のティンパニの活躍にも注目してもらいたいものである。
ドヴォルザーク&スメタナ:交響詩集
ヴァーツラフ・ノイマン
しみじみとした演奏でノイマンを表すには最適ではないだろうかと思えるくらいである。録音良好、オケのまとまりも感じられこれぞ名盤と言えよう。詩的な演奏ではない。メロディラインの美しさを求める人にはオススメ。
Dvorak:Mazurka Op.49/Rondo Op.94/Seven Interludes For Small Orchestra/Silent Woods Op.68-5/etc:Dmitry Yablonsky
ドミトリ・ヤブロンスキー
某雑誌でべた褒めだった記憶がある盤である。ドヴォルザークの珍しい曲を詰め込んだものでコレクターには必須であろう。録音は良好で木管の響き具合が特によい。土風溢れるすばらしいメロディを手がけてきたドヴォルザークと付き合って行くにはこれを聞かずして死ねないだろう。どの曲も名曲である。
《ペルシャの市場にて~ケテルビー作品集》
Albert William Ketelbey、他
ケテルビーという作曲家を120%楽しめる盤である。録音良好でチョイスしているものも良い。外国をいかにも的な音楽で表しており、聞くだけで旅行をした気分になれるであろう。私のお薦めは中国かな?やかましい雰囲気が出ていて自転車の駆けめぐる風景に圧巻!
Stockhausen: Helikopter-Quartett / Arditti String Quartet
Helicopter Quartet & The Arditti String Quartet、他
偉大なるシュトックハウゼン先生の爆笑作品。ヘリコプター4重奏と曲名からして危ない。奏者4人がヘリコプターに乗り込んでお互いの音をモニターしながらの演奏。叫び声も混じり笑いがこみ上げてくるのは間違いなし。しかし先生はそのようなことを望んで作曲されたのではないだろう。新たな解釈を探すことがこのCDの持ち主へ与えられた指命であり一生の課題である。
CREST 1000 252::ドヴォルザーク:交響詩全集
ボフミル・グレゴール
ドヴォルザークの交響詩を濃密に描いた盤。今まで聴いたことのないほどの重さを感じることができ、静かな演奏ではぞっとするくらい後を引きます。特に真昼の魔女の怖さがたまらない。ドヴォルザーク 交響詩集のスタンダードといっても良いくらいだろう。録音も良好でお買い得価格なのが良い。ジャケも解説も極上だぜ!交響曲とはまたひと味違った味があるのでドヴォルザークファンには是非手に取っていただきたい。
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