浮草

小津安二郎、他

子を想う親の気持ち。それは誠に自分勝手であり、そして痛々しいほどに堅い。いや、「硬い」だ。子供がどう思おうが、頑として揺るがない硬さがある。親の中での幸せの形式がどうであれ、その想いは確実に我が子の幸せを願っている。大切なのはそこだ。

EUREKA ユリイカ

青山真治、他

世界的に無名とも言える地「福岡」で繰り広げられる物語。そしてその物語を世界のカンヌが評価したという事実。しかし、日本に生まれ、日本語を話し、日本に暮らす人だからこそ感じることができる「日本の田舎」そして「博多弁」。世界が評価したこと以外のものを「日本人」は味わいながら見ることができる。こん映画、見とかんばダメばーい。