凧の平地 / 佐立努
凧の平地
佐立努
長いトンネルの中をあるいている時のような、繰り返し襲う憧れ、不安、焦燥が繊細な音を介して伝わってきました。出口をもとめてあるいているような、その時間はゆっくりと痛々しくもあり心地よくもあり、不安定に浮いたり沈んだりしながら流れます。光の射す出口には「終わりのない始まり」。もう大丈夫という安堵感につつまれました。もどる場所を与えてくれるアルバムだと思いました。
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