
ワーグナー: 序曲・前奏曲集<タワーレコード限定> / カール・ベーム、他
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ベームファン歴54年のものです。1975年3月のベーム・ウイーンフィルとの演奏 シューベルト未完成 9番 アンコールとしてニュールンベルクのマイスタジンガーをNHKホール1階席の生で聞いた経験を踏まえて感想を書いてみます。すでにLPとして2枚1980年頃購入し愛聴盤の一つです。また1枚組のCDもっております。マイスタジンガーの音質面を比較してみたいと思います。もともとLPにおいても最高音質録音でした。今回のSA-CDにてよって画期的によくなったとは感じられませんでした。期待した大きな空間と広がりをあまり感じられませんでした。アナログの限界があるのかもしれません。演奏としては、スタジオ録音らしくきっちっとしており、しかし1970年台にありがちであったウイーンフィルとの弛緩した箇所というのはまったく感じない素晴らしい演奏であることには間違えありません。しかし残念ながら1975年3月に聞いた生演奏とは比較にならないと感じました。これは残念ながら録音の限界と言っていいでしょう。宇野功芳氏は硬質の演奏と評価をこの録音においてされております。生で聞いた演奏を思い出しますと、とにかく深く柔らかい分厚く美しい音が下からもくもく沸いて天上を突き破るのではないかというすごい音でした。あの時 この音はまったく録音できないという思いを強くもったことを思い出します。次に「さまよえるオランダ人」序曲です。この録音は1980年のデジタル録音としてLPには記載されていたはずです。さまよえるオランダ人序曲はベームのバイロイト時代の最期の年1971年の演奏を彷彿とさせる名演ですね。1980年といえばベーム 85歳ですか。これは私のもっているCDより音質面で一枚上です。これを機会に是非 1971年のバイロイトにおける実況録音「さまよえるオランダ人」全曲を聞いてもらいたいと思います。特に後半の合唱 なにかに取りつかれていますね。これを超える演奏は不可能と思っております。ベームのライブのものすごさが実感できると思います。
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ベームファンさんが書いたメンバーズレビュー
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ベームファン名でヨッフムをかくことになりました。まずベートーヴェンの運命です。まず驚いたのが1951年5月録音場所べルリンイエスキリスト教会録音という記載です。確か1951年初頭にフルートヴェングラー ベルリンフイルにてシューベルト9番を録音しております。その後べルリンイエスキリスト教会はクラシック音楽の聖地 ドイツグラムフォンの数々の名盤を生み出した伝説の場所であることはオールドファンでしたら皆良くしている事実です。今回のこの録音まずはリマスター効果が明らかに出ていると思います。1951年録音としてはかなり鮮明です。解釈的には、フルートヴェングラー時代のベルリンフィルそのものです。ドイツのローカル色を残すまさに昔ながらの運命です。私がクラシックを聴き始めた57年前にはこのような運命の演奏スタイルは残っていたと記憶します。1953年録音ベームベルリンフィルとも大きな解釈の差はないと思います。まずはこの録音歴史的に貴重な音源です。次にリヒャルト・シュトラウス アムステルダルコンセルトヘボウ管弦楽団のドンファンについでです。まず音の良さにかなりの驚きです。リマスターにより2ランク上の音の鮮明さと各楽器の分離を良く聞き取れます。この演奏は、オーケストラの自発性がすごいです。これだけオーケストラの自発的演奏例はめずらしいのではないでしょうか。これは私のまったくの想像ですか。戦前戦中に作曲者当人リヒャルト・シュトラウスがアムステルダルコンセルトヘボウ管弦楽団をドンファンを直接指揮指導したのではないでしょうか。曲についての共感が半端ではないです。あと1960年当時常任指揮者が前任者が亡くなったこともあり空位状況であり、ヨッフムを常任指揮者として迎え入れたいとう楽団の気持ちも見えてくるようです。事実この後 ヨッフムと昨年死去されたハイティンクによる2名常任指揮者時代が数年続きました。ヨッフム歴は私は長くないのでいが、コンセルトヘボウ管弦楽団の第二期黄金時代を築いた名匠の一人と思います。
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ホーエネムスの未完成を初めて聞いたのは、確かベームが亡くなった後すぐにFM放送にて流されたものをカセットに録音しまして、以前よく聞いておりました。その後のLPとかCDではもっておりません。最初にFM放送にて聞いた印象としまして、音が良いということを含めてベームの未完成の決定版だと思いました。但しウィーンフィルの美質とともに、なにかこの曲独特のロマンチックさと反面ある種のどうしようもない虚無感みたいなものが混在した不思議な世界を感じたものです。今回SA-CDを購入いたしまして、音が極めて良いことを実感しました。ベーム・ウィーンフイルの実演をもっとも最良の音質で聞き取れる録音と言って過言はないと思います。このような鮮明な音で聞いた感想としまして、FM放送にて最初のイメージと相当違って聞こえてまいります。やはりベームの未完成は、骨格のがっちとした厳格な演奏である。二流のお涙頂戴ではなく、いかにもベームらしい情緒に流されない厳しさもある音楽しかしウイーン情緒も十分堪能できるなんとも魅力のある音楽です。ここがまさに巨匠の神業ですね。次に5番です。このかわいらしい交響曲 LP CD 今回のSA-CD と3枚目です。以前のCDより確かに音は良くなっている感じます。演奏はもちろんすばらしいです。特に2楽章ウイーン情緒たっぷりですね。今回の2曲につきまして録音エンジニアが別の人が担当しております。未完成はミルトーナーさんという方ですか、いい録音をとりました。但し、ホーエネムス宮殿におけるシューベルティアーゼのこの当日9番も演奏がありましたがなんらかのトラブルで録音が取れなったと記憶しております。これが非常に残念です。
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ベームファン歴54年のものです。1975年3月のベーム・ウイーンフィルとの演奏 シューベルト未完成 9番 アンコールとしてニュールンベルクのマイスタジンガーをNHKホール1階席の生で聞いた経験を踏まえて感想を書いてみます。すでにLPとして2枚1980年頃購入し愛聴盤の一つです。また1枚組のCDもっております。マイスタジンガーの音質面を比較してみたいと思います。もともとLPにおいても最高音質録音でした。今回のSA-CDにてよって画期的によくなったとは感じられませんでした。期待した大きな空間と広がりをあまり感じられませんでした。アナログの限界があるのかもしれません。演奏としては、スタジオ録音らしくきっちっとしており、しかし1970年台にありがちであったウイーンフィルとの弛緩した箇所というのはまったく感じない素晴らしい演奏であることには間違えありません。しかし残念ながら1975年3月に聞いた生演奏とは比較にならないと感じました。これは残念ながら録音の限界と言っていいでしょう。宇野功芳氏は硬質の演奏と評価をこの録音においてされております。生で聞いた演奏を思い出しますと、とにかく深く柔らかい分厚く美しい音が下からもくもく沸いて天上を突き破るのではないかというすごい音でした。あの時 この音はまったく録音できないという思いを強くもったことを思い出します。次に「さまよえるオランダ人」序曲です。この録音は1980年のデジタル録音としてLPには記載されていたはずです。さまよえるオランダ人序曲はベームのバイロイト時代の最期の年1971年の演奏を彷彿とさせる名演ですね。1980年といえばベーム 85歳ですか。これは私のもっているCDより音質面で一枚上です。これを機会に是非 1971年のバイロイトにおける実況録音「さまよえるオランダ人」全曲を聞いてもらいたいと思います。特に後半の合唱 なにかに取りつかれていますね。これを超える演奏は不可能と思っております。ベームのライブのものすごさが実感できると思います。
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ベームファン歴かれこれ54年になるものです。ベームの演奏について色々と書きたいことは山ほどありが、先日購入したこのSA-CDを中心に書いてみます。まず英雄です。これはすでに1969年だっかLPで購入しました。また約20年ぐらい前に、ドイツグラムフォンより発売されたオリジナルスシリーズにより発売されたオリジナルスも購入しております。まず私は1969年頃 ベーム ベルリンフィルとのモーツアルトそしてシューベルトにすっかりはまっておりまして聞きまくったことを思い出します。この英雄のLP盤を購入し聞きまして、まずなにか違うという印象を持ちました。演奏に感動しないのか録音がいまひとつなのパットした印象をまったくもてませんでした。ベームはモーッアルトとシューベルトはこれだけいいのにベートーヴェンは今一つなのかと感想を持ちました。今回のSA-CD 購入前に再度 ドイツグラムフォンのオリジナルズシリーズで再度聞き直してみました。やはり感想は同じで音にもやもやした感じが強くまた演奏も今一つと感じました。今回購入しましたSA-CD版についてです。かなりの驚きです。LPそしてオリジナルズと音の生なましさが2段階ぐらい違う感じがします。別の演奏ではないかと思えるぐらい違います。当時のベーム ベルリンフィルはこのようなド迫力演奏だったということが再確認できました。少し不思議なのが、第一楽章の初めの方は、オリジナルズと同様なもやもや感は確かにありますが、曲が進むにつれて音が鮮明になってゆくように聞こえます。特に4楽章は白眉と感じました。次にブラームスの交響曲1番です。この演奏はオールドファンだと知らない人はいない昔よりの名盤中と名盤といわれております。私はこの名盤は当時お金がなかったのでLP盤としてはもっておりません。CD盤としてもっておりますが必ずしも音質が良好ではありませんでした。今回のSA-CD版で聞きまして最初の音からして違いますね。当時のベーム ベルリンフィル やはりド迫力です。最期に解説をされている方とベームについて違う見解を私はもっております。1970年以前の「重箱の隅をつつく」と「ジキル博士とハイド氏」と言われるおかっない独裁的な親父。厳格な音作り、しかし豊かな音楽を作った巨匠中の巨匠と ベームを評価します。
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