(全6件)
Music for Harp -Rodrigo, Ginastera, Caplet, Tournier, etc / Isabelle Moretti(hp), Edmon Colomer(cond), Seville Royal SO, etc
イザベラ・モレッティ、他
CD3と4が特に素晴らしい。「序奏とアレグロ」はウルスラ・ホリガーと並び出色。ホリガーが死の世界だとすると、モレッティは生を感じる。さみだれの情念。
西部開拓史 特別版
ジョン・フォード、他
西部劇のすべての要素を盛り込んだ超大作。3世代にわたる開拓一家の運命がさまざまなエピソードを通じて語られるが、北米大陸の雄大な自然を背景に淡々と回顧的に進む。観終ったあとはいつも深い郷愁に浸る。
ブリット
ピーター・イエーツ、他
この作品から刑事ものは新時代を迎えたと感じる。決してカーアクションだけによるのではない。最小限に描かれる主人公の私生活自体がクール。弛緩することのない集中力。危険なジャズ。作品全体が放つダンディズムにしびれる。
ロシア・ハウス<初回生産限定版>
フレッド・スケピシ、他
評価が低いのは頷けない。この種のスパイものには欠かせない寒さと暗さを備えた稀有な作品。ダンテとの出会い、墓地での会話、教会の尖塔でのヒロインの回想シーン。主人公の尋問で英国情報部員のクールな立ち振る舞い。バックのジャズも冷たく光る。
世にも怪奇な物語
ロジェ・ヴァディム、他
最後のフェリーニだけ観る。離人症という病気があるそうだが、まさしくそれ。夢うつつで聞く周囲のざわめきと覚醒の恐怖。ストーリーうんぬんを超えて酒のように浸透する逸品。音楽も完全に同化。
ロシア・ハウス
フレッド・スケピシ
DVD化を待ち望んでいた。007とは対極にある陰影の濃いスパイ物。白樺林のダーチャ、凍てつくレニングラード、鉄のカーテン、哀愁の音楽。すべてを味わう一品。
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