メンバーズレビュー一覧

ブルックナー:交響曲第9番 [SACD[SHM仕様]]<初回生産限定盤> / ヘルベルト・フォン・カラヤン、他

LPでは混濁して聴こえた箇所が、輝かしく透明に響き感激。1966年3月の録音であり、5月の来日公演とともに、この時期カラヤンとベルリンフィルがいかに充実した信頼関係にあったかを伝える貴重な録音。DGには1976年ザルツブルク音楽祭の、ウィーン・フィルとの本曲ライブのシングルレイヤー化も是非とも要望したい。

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ヘルベルトノイマンさんが書いたメンバーズレビュー

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(全8件)

☆5は期待値。 [Disc 3]は 1972年12月31日のブルックナー:交響曲第5番。これは73年5月にNHK・FMで放送され、カラヤンこそが真の「ブルックナー指揮者」であると確信した演奏。エア・チェックしたテープが再生不可能となり寂しい思いをしていたところでの、この朗報。有り難い限り。

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マーラー:交響曲第9番

小澤征爾、他

5:
☆☆☆☆☆
★★★★★

実際に齋藤秀雄の指導を受けた世代が、齋藤を知らない世代とともに齋藤の枠を越えつつサイトウの理念を掲げ音が撚っている。何度も実演に接し、メンバーは都度少しずつ替わってもその動的平衡が揺るがないことに感服していたことが回想される。小澤征爾マエストロも鬼籍に入リ、自分もいつの間にか高齢者となった現実が身に沁みる。日本人を主体とした演奏史の金字塔として終生愛聴したい。

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SACDリマスタリングによってホールトーンがより自然に感じる。自然なテンポの緩急やテヌートは、指揮者とオーケストラとの信頼関係、そして作曲家への畏敬の証。かつて4トラオープンリールで受けた感銘がヒスノイズなしで蘇る。

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LPでは混濁して聴こえた箇所が、輝かしく透明に響き感激。1966年3月の録音であり、5月の来日公演とともに、この時期カラヤンとベルリンフィルがいかに充実した信頼関係にあったかを伝える貴重な録音。DGには1976年ザルツブルク音楽祭の、ウィーン・フィルとの本曲ライブのシングルレイヤー化も是非とも要望したい。

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Blu-ray Audioが秀逸。オーディオシステムのチェックにも最適。演奏の集中力も高く思わず聴き入る。

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木管楽器の高音域がやや不自然に聴こえる。リマスターの限界として割り切るべきなのだろうか。期待が大きかっただけに少々残念。

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人生の有限な時間を大切にせねば、としみじみ考えさせる演奏。リマスタリングも音の粒立ちがホールトーンと良くブレンドされており、奇跡の名演を良く捉えている。


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日本人が西洋クラシック音楽の歴史にどのようにコミットしてゆくことができるかを改めて考えさせる画期的な企画、そして秀演。木下の「暁の星」は広義の文学作品としても評価すべきであり、歌唱、ピアノ共に秀逸。貴志作品の熱演を聴くと、豊田とペトレンコ+ベルリンフィルの共演を熱望したくなる。

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