バッハのカンタータは、コラール(賛美歌)を核としてアリアや合唱、レチタティーヴォを融合した音楽です。平明ですがバッハにしか作れない繊細で流麗な旋律が素晴らしく、神秘的な魅力に溢れています。
当演奏はピリオド・スタイルとなっており、アーノンクールの指揮も実験的なことをせずに自然体とし、温かみのある古楽器の響きや天使の歌声であるボーイ・ソプラノ,ボーイ・アルトを活かすことより、バロック時代を満喫することができます。
華やかでキレのある演奏を好みの聴者には、一流歌手と現代楽器によるリヒター指揮盤を推奨します。
※1983年(BWV140)、1984年(BWV147)にウィーンでアナログ(一部デジタル)・ステレオ録音、ブックレットP8日本語歌詞(原語なし)付。