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ホルヘ・ボレット -カーネギー・ホール・ライヴ: J.S.バッハ-ブゾーニ編曲: シャコンヌ; ショパン: 24の前奏曲 Op.28; ワーグナー-リスト編曲: 歌劇「タンホイザー」序曲 (1974) / ホルヘ・ボレット(p)<タワーレコード限定>
ホルヘ・ボレット
とても純粋な演奏。特にショパンのしっとりとした曲は、すっきりとした透明感があり絶品。活発な曲は、私の好みに合わない表現も1部あるが、一生聴き続けたい名演。
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988<限定盤>
ヴィルヘルム・ケンプ
バッハの鍵盤作品の多くは、音と音のからみを楽しめることが、その醍醐味であると感じている。しかし、ここでの演奏は左手がただの伴奏になっているように感じる。もっとも、ケンプの真面目さは伝わってくる。
Schumann : Fantasiestucke, Symphonic Etudes, Faschingsschwank aus Wien / Sviatoslav Richter
交響的練習曲は、アシュケナージの録音ではあまりピンと来なかったが、このリヒテルの演奏で作品の良さを認識した。ただ、古い録音のため、音質は良いとは言えない。
Chopin : Piano sonata no 2, Nocturne no 8, Etudes, etc / Rubinstein
ソナタとポロネーズNo.5は、巨匠の凄みを感じる演奏。昔の巨匠は、客観性よりも個性を重視したということが、よく分かります。
モーツァルト:レクイエム
カール・ベーム
テンポが遅いのに加え、更に録音状態が悪くこもっているため、切れ味のない作品になっている。テンポが遅くとも音がクリアであれば、これはこれで味のある演奏であったのだろうか?
Fantasies - C.P.E. Bach, Mozart, Brahms, Mendelssohn, etc / Petrov
タッチも表現も申し分なく素晴らしい。模範とすべき演奏だが、良い意味でも悪い意味でも優等生的な演奏。聴く者をグイグイ引っ張って行く演奏ではないが、薄っぺらな演奏ではない。
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻
フリードリヒ・グルダ
なぜ、この曲集で強い打鍵が多く必要なのか理解できない。16番など耳障りなほどです。更に、曲の最後を強い打鍵で盛り上げようとする曲も幾つかあり、ワンパターン。もっと深い表現方法があるのではないか。また、装飾音を自由に付けること自体は問題ないが、1番などはこの曲の持つスッキリした透明感が失われている。全体として、ジャズもこなすグルダの心の広さが良くも悪くも出ています。
Chopin : Scherzo nos 1, 2 & 4, Etudes, Nocturne nos 4-6 / S. Richter
スケルツォ第1番の中間部は独特のノリで印象的。スケルツォ第2番は劇的で熱い演奏が好きなリヒテル・ファンには是非聴いて頂きたい。なお、夜想曲は芸術的にお弾きになられております。初心者はうかつに手を出してはいけない玄人好みの録音。
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