(全28件)
宮本文昭コンプリートBOX [29CD+DVD]<完全生産限定盤>
宮本文昭
どうしてこういう旧来のファンを無視の企画がいつもいつも出てくるんだろう。私は全部のCDを持っていて、二十年からのファンだが、また同じCDを買えというのが腑に落ちない。こういうのはメーカーの色気なんだろうが、恐らくアーティストも許容しているだろうから、心底頭に来る。可能ならばファンを辞めてしまいたいくらい頭に来ている。
smile [SACD Hybrid+DVD]<初回生産限定盤>
宮本笑里
クオリティーはかなり高い。初々しさと女性のしなやかさが前面に出ている。中でも「無言歌集」が特に良い。聴いていると心が和み、また悲しい曲ではとても切ない。何かにつけ「宮本文昭の娘」という看板がついて回るだろうが、今後に期待したい。ただ、「アヴェ・マリア」には父親の愛情を感じずにはいられない。あれほど美しい曲でCD化の要望が高かったのに、自分のアルバムには入れずに娘のために残しておいたのだから。
UP
Peter Gabriel
上記の「きわめて重要度の高い作品」とあるが、果たしてそうだろうか。位置づけからすればそう言えなくもない。しかし過去のアルバムでも聴ける音が随所に存在し、このアルバムを聴いている時にこの10年がなんだったのかとふと疑問に思う瞬間がある。もっともクォリティーだけを考えれば悪くはない。だが、何かもう一つ欲しかったような気はする。今後1年半以内に次が出るそうだが、そちらに期待してしまう。
(オフィシャル・ブートレッグ)ライヴ~ジ・オーゼル・テープス
Marcus Miller
「公式海賊版」であることを前提にすれば、文句なしに良い! またオリジナルアルバムでは聴けないフレーズがてんこ盛りなのも◎。ジャズ・フュージョン系のライブアルバムはお買い得であることを再認識した。蛇足だがKilling Me Softlyのボーカルはもっと前に出ていて欲しかった。
ライヴ・アット・ブルーノート<初回限定盤>
FOUR of a KIND
アルバムを単にライブ演奏しただけだろうと思っているとこれがとんでもない。アルバムはあくまでモチーフの一つと言い切る彼らの演奏は実にスリリングなテンションで展開する。全く別物と考えて良いぐらい。一曲あたりが長いのは、このジャンルならではなので、良しとしましょう。ちなみにタワレコで発売日に買ったのに、初回限定版じゃなかったため、結局また別に買う羽目に。トホホ…
カシス
井上陽水
職人的なミュージシャンを従えて作り上げたサウンドは安定感がある。ただそれだけにもう少しなにかできそうな、そんな気もした。テクノ的なサウンドも、結局は「Make up Shadow」とどう違うのかな…
フル・ファンタジー
野獣王国
1stと2ndほどの感動は得られなかった。全編を通してかなり重厚なワンパターンさを押しつけられた感じもする。それが小気味よい時もあれば、少々鼻につくときもある。つまり、聴くときの精神状態に左右されたりして…。1stと2ndに比べて、少し肩肘をはったような作りをねらったのでしょうか…。
ジャスト・アッド・ウォーター
Bass Extremes
とてもベースとドラムだけでこのサウンドができているとは信じがたいくらい。ファーストアルバム(なぜか輸入盤のみ)と基本線は同じでも、ジャコ・パストリアスのカバーもしていて意欲的になっている。ビリー・シーンがゲスト参加しているのには驚いた。
パーフェクト・ガイ
現在のマーカスを期待していると、少し厳しい。あくまでマーカスのルーツを知るつもりで聴くべきもの。歌ものが多く、ベースも今よりは表に出てこない。しかし才能の片鱗は充分感じられるとは言える。
ベスト・オブ・フィル・コリンズ
Phil Collins
贅沢すぎる内容だが、満足度は高い。特にEasy LoverやSeparate LivesをCDで買えなかった人にとっては待ちこがれた一枚となったでしょう。またTrue Colorsはシンディー・ローパーのカバーですが、オリジナルに劣らぬ良さです。必聴の一枚!
レヴランス
Richard Bona
非常に示唆に富んだ歌詞なのだろうが、残念ながら彼のご当地言語のため、詳細は把握できない。しかし曲から受ける印象は非常に繊細かつ新鮮であり、また優しい響きもある。ベーシストとしての評価だけでなく、アーティストとしての評価がもっとされるべき人物である。
吉田美奈子ANTHOLOGY95-97
吉田美奈子
作曲家やプロデューサーとして名が通っている吉田美奈子だが、私にとっては音楽の趣味を大きく変えてくれた歌手としての認識の方が勝っている。初期の名曲は数多採り上げられていても、後期はあまり言われることが無い。しかし「リバティー」は秀逸だし、プログレシブ・ロックを思わせるような曲調などは、いつ聴いても新鮮だ。かなりお年をめされたようだが、まだまだ元気でいて欲しい一人である。
サドゥンリー
ファーストアルバム同様、現在のマーカスを期待してはいけない内容。彼の音楽の作り手としての才能は充分見ることはできるものの、過度の期待は禁物だろう。マーカスのルーツを知るには、必要と言えば必要な一枚、と考えればよいかもしれない。
安全地帯IX
安全地帯
随分と待たされた印象がします。その意味では復活がうれしかった。玉置浩二も、やはり安全地帯の中で聴いて初めてその良さが出るようです。ただ、スリリングな音作りは、以前に比べて減ったような気がします。歳をとったせいなのでしょうか、それとも…
ジャポネスク
とても意欲的なアルバムと思われる。雅楽との融合には、何度も聴いていくうちに抵抗感が薄れていく。このような試みが他のアーティストたちの手によってもなされていくことを期待したい。その意味ではフロンティア精神にあふれた宮本文昭氏に対し、心より敬服したい。
M2
一曲目から度肝を抜かれた。まさにPower & Beautyと言える。マーカス独特の「ビビリ」サウンドが炸裂するとともに、粋なカバー曲も秀逸である。またクラリネットのしっとりした曲も聴き逃せない。何度聴いても興奮し、満足するアルバムである。
宮本文昭:ヒーリング・ベスト
過去の宮本文昭氏のアルバムから精選したベストなのだが、もう少し何とかならなかったのかという気持ちが残る。「ヒーリング」という観点でとらえるからこうした選曲になるのだろうが、ファンは「癒し」という気持ちだけで聴きたいとは思わないはずだ。それにしても、なぜアーティスト名が鳥山雄司氏でなくてはならないのかはなはだ疑問だ。
ホット・ナイト・イン・パリ
The Phil Collins Big Band
Phil CollinsとBig Bandの取り合わせは、期待以上のものがあった。これがかつてのナンバーと同じものかと驚いてしまうくらい、粋な変貌をとげている。その中で「見つめて欲しい」は予想通りの展開だと思う。もう少しひとひねりあっても良かったのではないか。それにしても、こうした企画を経たPhil Collinsの次のオリジナルアルバムがどうなるのか期待されるが、いったいいつになったら出るのだろうか。
アリア
クォリティーとしてはかなり高いと思うが、いくら「新感覚」とは言え、打ち込みのリズムには少々辟易することもある。全編にわたって一つのテーマで展開することは否定しないものの、聴き手としては中盤に少しスパイスを利かせて欲しかった気もする。初回限定のみかもしれないボーナストラックの「風笛」でホッとしてしまったのは私だけだろうか。だが次がどうなるのか、という期待感だけは相変わらずある。
SO(紙ジャケット仕様限定盤)
全世界でヒットしたPeter Gabrielのアルバムだが、ある意味ここで一区切りついていることがよくわかる。ソロとしての第一期がここで終了しているかのようだ。「レッド・レイン」の迫力は、ぜひ大音響で聞いてもらいたいし、また「マーシー・ストリート」の由来とテーマは秀逸だと思われる。しかし「ドント・ギブアップ」は少々耽美的すぎるかもしれないが…
FOUR of a KIND、他
それぞれのメンバーのファンからすれば、予想を裏切られるような作りだと思う。その裏切り方が小気味よく、プロのアルバムの作り方はこうなのだということを教えられた。ギターが無くてもバンドとして成り立つことが新鮮な発見だった。
佐藤隆 ツイン・ベスト
佐藤隆
音源が古い曲はノイズが気になります。仕方のないことだとは思いますが…。「八月のメモワール」は、RAJIEが歌っていたものとはかなり雰囲気が違っていて、聞き込むとこれはこれで良いと思いました。「悲しい森の子供たち」のような名曲は、埋もれてしまってはいけない曲だと思います。安易な詩と安易な曲があふれるこの時代だからこそ、がんばってほしいと思います。
WIND OF CHANGE/CHANGE THE WORLD
佐藤竹善
Change the Worldは秀逸でしょう。Charのギターが、オリジナルソングの雰囲気を見事に消していると思います。それに対してWind of Changeは変わりばえのしない曲。もう少し何かするべきではないでしょうか。
EXPERIENCE
青木智仁
豪華絢爛ゲストに負けないベースラインが強烈。粋でお洒落で力強いアルバム。安心して聴けるというのはこういうアルバムをほめるためにある言葉かもしれない。
遠き風の声
あんべ光俊
紆余曲折の末ここまでたどりついた彼の作品に感動を覚えた。幼い頃に彼の歌に出会い、その後別のジャンルへと向かったが、久しぶりにふと聞いてみると、「こうした歌もいいじゃないか」と思えた。
Distance
宇多田ヒカル
本人の好みなのだろうが、シャカシャカと耳障りな音がこれだけ続けば飽き飽きする。宇多田だから良い、という思いこみはもう捨てて、真剣に聴くべきだと思う。曲調もワンパターンになりつつあり、宇多田は今危険な状態ではないのでしょうか。
FACT OF LIFE
Sing Like Talkingのような音をお望みの方は肩すかしをくらうでしょう。意外なほどにAccoustic Guitarの音が響きます。少し聞き古したような雰囲気を良しとするかどうかは評価の分かれるところだと思います。歌詞に無理な当て字をしているのが気になります。
イエス・プリーズ
Fourplay
世界的に有名なプレーヤーが集まるとこれほどシックな音作りになるものかと感動させられた。やや甘い曲調が多いが、細かな点で「さすが」とうならせられる。
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