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Mahler: Symphony No.6
クラウディオ・アバド、他
アバドは、シカゴ交響楽団との演奏は2楽章と3楽章は入れ替わっていませんでしたが、26年の間に何か心変わりがあったのでしょうか。ハンマーの音色は前回と違い、スコアの指示通り金属的でなくこもって響いているのですが、1楽章の輝かしいながらも空騒ぎ的なコーダは、前回の解釈を踏襲しています。上品なのですが、もう少し速度を上げて演奏して欲しかったです。この二つを兼ね備えているバーンスタインとウィーン・フィルの演奏が理想的です。
Mahler: Symphony No.3
ウィーン国立歌劇場合唱団、他
アバドの第1回目の3番です。音質がよいベルリン・フィルのものを絶賛する方もいると思いますが、音色ではやはり、ウィーン・フィルとの演奏が絶品で、ジェシー・ ノーマンの歌唱力とアバドの指揮が見事にまとまっています。
Mahler: Symphony No.2 "Resurrection" / Leonard Bernstein(cond), New York Philharmonic, Barbara Hendricks(S), Christa Ludwig(Ms), etc
レナード・バーンスタイン、他
レビューにも書かれているとおり、全ての「復活」の頂点かつ最高傑作に位置するものでしょう。特に復活の賛歌は、歌詞に基づきゆったり歌って神のもとへ向かう祈りが込められています。
マーラー:交響曲全集、歌曲集
正直言って、第2番は最終楽章で音が歪んでいて残念です。しかし、1・6・9番は指揮者の思い入れが聞き取れますし、他の曲も迫力ある生気溢れる演奏が楽しめます。第8番がデジタル録音ならば、この上ない全集になったことでしょう。
Mahler: Symphony No.2 "Resurrection"
アルノルト・シェーンベルク合唱団、他
アバドのマーラーはどの演奏も申し分ないです。特にこの演奏は、現代の「復活」の模範演奏的な存在だと思います。しかも音色が澄んでいて、まるで演奏会場に立ち会った気分にもさせてくれます。
Brahms: Four Symphonies No.1-No.4, Academic Festival Overture Op.80, etc
アバドの演奏は、どれも聞き手を虜にするのですが、このブラームスは、第4番の終楽章がどうもいただけません。弦楽器を強調するあまり、金管楽器の音色が半減してしまい、演奏全体のバランスがとれていないような気がします。やはり、ドイツの伝統を継承する指揮者の演奏を推薦します。
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