(全9件)
Made In Sheffield : The Birth Of Electronic Pop
シェフィールド70年代ニューウェーヴ黎明期を初期ヒューマンリーグのメンバー3人のインタヴュー等で綴ったドキュメンタリィ。CABARET VOLTARE、DEF LEPPARD、PULP他、故John Peelも登場。何と75年KRAFTWERKの「アウトバーン」演奏風景も拝める。ABCのメンバーがインダストリアル系だ他、新発見の数々。ちょっと信じられない値段なので誰にでもオススメというわけにいかないのですが。
錯乱のドライヴ(デラックス・エディション)
The Cars
ヴィニールコーティングの匂いがするジャケットも馨しいこの2枚組は凄えぞ。1stアルバムのリマスターと、全く同じ曲順の別ヴァージョン盤にボーナストラック。ベンジャミンオールがいない今となっては、こいつと同じく2枚組のアンソロジーでTHE CARSを永久保存しておくしかない。
ブートレグ・シリーズ Vol.1 ライヴ1969:ザ・クワイン・テープス
The Velvet Underground
永遠の名曲「シスターレイ」は、各ディスクのラストを飾っていて、それぞれ24分、38分、28分と相変わらずのノリ。特にディスク1テイクのインプロ部は一瞬「ハートに火をつけて」の間奏のリフが挿入など久々にこの時代の音を聴いているという実感。目玉は10年後にL.リードのソロ「ロックンロールハート」に収録された「リーダーに続け」。オリジナル(?)が2分ちょっとなのに比べ、これは15分以上も延々と「いい感じ」が続く。
1969~ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・ライヴ<紙ジャケット仕様初回限定盤>
ダブルジャケットに2枚組というオリジナルを踏襲した仕様で、怒涛の紙ジャケシリーズに新しく加わった「1969ライヴ」。ちなみに初回アナログ国内盤(78年発売)は、何とLP1枚という仕様でライナーはオリジナルの和訳だけ。発売当時、もしこれを読んだらまるで映画の字幕のように感じただろうな。
All That You Can't Leave Behind
U2
とかく前評判が高かったが確かにオープニングは無垢&純というノリのメロディだけど、衝撃を受けるものではない。衝撃を受けたのはもうそれまでの彼らにうんざりしていた人達なんじゃなかろうか。かつてイントロが流れる瞬間に否応なく鳥肌が立つような高揚感は最早どこにもない。Track6のイントロの様な曲作りが氾濫するそんな世の中に、U2は埋もれてしまうのだろうか。 擬似サザンロック風のTrack7も鼻について仕方がない。
Outlandos D'Americas
意外なめっけもん、ポリスのラテンカヴァー集。あくまでも「ポリスのナンバー」をメインで集めているのであって、スティングのナンバーはラストの1曲だけというのが良い点だ。オリジナルが良いのか、アレンジが秀逸なのか、とにかく久々に気分のいいカヴァー集。オープニングも捨て難いけど、Track9がベスト。スティングはともかく、ナタリー・マーチャントやアラニス・モリセットの前座を務めるとは、さすが!
エクスタシー
Lou Reed
今夜も「ビッグ・スカイ」を聴く。Lou、あんたの街は、一体どうなっちまんだ。あんたの国は一体何処へ行こうとしてるんだ。ジョンF.ケネディが死んだ日のことは忘れないと唄ったあんたなら、「あの日」をどう唄うことができるのかい?
Songs From The Big Chair
Tears For Fears
実に8曲中5曲がシングル化という同時期のM.ジャクスンやマドンナ並の怪物盤! 全体の雰囲気は当時のスティングと同じくジャズに走った感が。ジャズやブルーズへの傾倒は、シングルに10インチジャケットの採用やR.ワイアットのナンバーを取り上げたり等。一方タイトル曲他シングルB面では思い切った実験作を連発。それらが収録された今回の再発は改めて彼らの「奥行き」というものを痛感。
The Hurting
思い出したようにコマソンに採用されている彼らの初期4作のシングルを収録。「狂気の世界」のworld remixは入手困難な2枚組7"シングル音源。オリジナルよりゴツゴツした感じもまた新鮮。が、アルバムジャケット(最初の日本盤では差し替えられた)とリンクした記念すべき1stシングルの7"リミックスが未収録なのが残念。売れまくった「シャウト」も良いですが、「シャウト前夜」のこの頃のTFFが大好きです。
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