
商品詳細へ戻る
イヨマンテの夜さんが書いたメンバーズレビュー
|
|
小生はこの悲愴シンフォニーが大好きである。 好みの演奏はマタチッチ指揮チェコフィル盤である。 聞き始めから思わず襟を正したくなるような演奏である。 外山氏の演奏は几帳面、の一言に尽きる。 例えば3楽章、アッチェレランドして呉れ !!、と思うのだが、外山氏は淡々とオケをドライブしていく。 バーンスタイン指揮、NY フィルの演奏を直後に聴いてみたら、私の期待通りの演奏だった。 バーンスタインは恐らく、汗を撒き散らし髪を振り乱しながらの指揮だったろう。 外山氏の演奏は学校の教材には最適かも知れない。 日本人指揮者の多くは枠からはみ出さない、教科書的な演奏しか出来ないのだろうか ??
0
|
|
|
ポピュラーな小品を集めた盤は沢山あるが、その多くは録音の為の随時編成の小規模アンサンブルで音量が物足りない。 しかし、この盤はフル編成のフィラデルフィア管弦楽団で、聴かせ上手なオーマンディが指揮しているのだから、聴き手にとってはこの上ない豪華な一枚、と言う事になる。 満足した !!!
0
|
|
|
有名曲が12曲、47分間に収録されている。 101ストリングス・オーケストラ、と銘打っているので弦楽アンサンブルかと思いきや、管楽器もチャント入っている。 かってのマントバーニ楽団のようだが、録音目的の随時編成楽団であろう。 アンサンブルはマントバーニの方が遥に良い。 12曲はそれぞれ編曲されており原曲のイメージを期待するのは無理。
0
|
|
|
耳にしたことのある名曲が12曲収録されているが、収録時間は37分足らず。 もう一回り出来る筈である。 昔懐かしい「奥様お手をどうぞ」や「小さな喫茶店」等を収録してもらえれば、と思う。
0
|
|
|
脈絡も無く名曲を集めた、と言う盤である。 「ドナウ河の漣」を目当てに買ったのだが、これが秋山和慶指揮のミリオンポップスと言う楽団の演奏で、気が抜けたような軽い演奏でガッカリした。 曲のassortment は悪くは無いのだが、 演奏者は曲によって違い、良いものも悪いものもある。
0
|
|
|
特に「リストの前奏曲」が良い。 この曲は盤の数が少なく、50年ほど前に買ったLPレコード(セミクラシックを得意としたアンドレ・コステラネット盤)、CDはモノラルのフルトヴェングラー盤、ステレオではクルト・マズア/ゲバントハウス響を聴いていたが、音質が今一で物足りなく思っていた。 このカラヤン盤はベルリンフィルの管と弦が咆哮し、聴く者の心を奮い立たせてくれる。 モルダウ、舞踏への招待、も良い演奏である。
0
|
|
|
曲目の選択が素晴らしい。 幻想交響曲の第二楽章・舞踏会や、チャイコフスキーの弦楽セレナードの第二楽章・ワルツが入っている。 来世に持って行く一枚を選ぶなら、この盤にする、と言っても過言でない、楽しいassortment である。 編曲も出来るだけ抑えており、原曲に近い。 ドナウ河の漣、だけは前奏を思い切りよくカットしている程度である。 演奏も悪くない。
0
|
|
|
小生は英雄交響曲が大好きで、20枚以上はレコード、CD を持っている。 その中でも最も好きなのが、この南西ドイツ放送響を振ったものだ。 楷書で書いた教科書のような演奏で、判り易い。 大戦前は作曲家として売れていたクレツキなので、演奏の所々に内声部のメロディを浮かび上がらせ、聴く者の耳を捉える。 チェコフィルを振った全集物の中の「英雄」よりも当盤の方が良い。
1
|
|
|
3番は正確無比のテクニックで弾き進む、快演である。 2番は期待、或は予想していたロシアの陰鬱な曇り空とは真逆のカリフォルニアの青空を思わせる快活な演奏である。 こう言うラフマニノフもありかな、と思う。 今から60年以上も前の録音だが音質は良好である。
0
|
|
|
1955年頃、未だステレオ録音が出回る前であった、レコードのカタログには英国のビーチャム卿とサージェント卿の盤が数多く並び、小生は指を咥えて眺めていた。 そのサージェント卿の録音がステレオ初期の物とは言え、18枚6500円で買えるので小躍りした。 CD1は英雄と未完成、と言う超有名曲、CD2はロッシーニの序曲集、フィンガルの洞窟、その他の有名序曲、CD3、4はヘンデルのメサイア、その後は英国の作曲家の作品が並ぶ。 CD16,17はシベリウス作品、CD18はスメタナの「我が祖国」全曲で締めくくる。 全体に少し早めのテンポで端正な演奏であり、思い入れタップリなところが無いアッサリしたものである。 CD1-3、CD16-18は私の愛聴盤になりそうである。
0
|
|
|
先ずDISC 2のローエングリン前奏曲から聴いた。 精緻なアンサンブルに驚いた。 これが1960年の日本のオケなのか !! セル指揮のクリーブランド・オケのようである。 ハンガリー舞曲一番では歌心も感じられた。 シュヒターの厳しい指導でN響は随分進歩した。 ところが厳しすぎるのが仇となり、楽員からは嫌われたようである。 当時の指揮研究員、外山雄三、岩城宏之は「人間的には嫌な奴だね」と述べている。 シュヒターの後任のロイブナーが折角の精緻なアンサンブルをタガの弛んだものにしてしまった。 このCDはN響の輝いた一時期を思い出させてくれる、好企画である。
1
|
|
|
永年に渡り日本の楽壇を牽引してきた外山雄三氏の「白鳥の歌」が本盤なら、氏が可哀想である。 ライブ録音と言うハンディもあるが、薄っぺらい音がどうにもならない。 大阪交響楽団は正団員が49名なのだが、定期演奏会ならトラも入れて70名程度には膨らませているはずなのだが、それにしても、、、である。 各楽器音の「エッジが立っていない」、と言う表現で判って頂けるだろうか ?? この楽団は30年も前だが、ザンデルリンク氏の棒では良い音を出していたのに、どうしたのだろう。 N響、大フィルなどの録音を集めて、外山氏の実力が発揮された「白鳥の歌」盤を改めて出して欲しい。
0
|
商品詳細へ戻る