グレン・ミラーを愛する方はもちろん、ビッグバンドファンには必ず聴いていただきたい2025年一番の話題作だ。
本人指揮の録音は1944年までのものしかないため、音質に難があり、グレン・ミラー・リマスターの競争が始まった。2010年、金属原盤から400時間かけて名匠マイク・ヘッジズがリマスターしたベスト盤が大ヒットしたが収録曲が24曲しかないものの奇跡のリマスターにファンが殺到した。
悔しがった音源を保有するRCAビクターは2013年58曲の3枚組ベストをリリース。その後権利を獲得したソニーは2020年60曲の3枚組ベストで巻き返し、いずれも現代のオーディオとしての再生に耐えうる音質になったので、ファンから、もっと他の曲も聴きたいという願望が生まれた。
それに応えたのがこの四枚組。最新技術でリマスターした2025年のこの最高の音質でグレン・ミラーの素晴らしいサウンドを体感できるのは本当に幸運なことだ。
ノイズがなく、ダイナミックレンジも改善され、各パートのバランスが理想的なグレン・ミラー・サウンドをお探しの方にぴったりのアルバムが出た。