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ドヴォルザーク: ピアノ五重奏曲&弦楽五重奏曲第3番
パヴェル・ハース四重奏団、他
ドヴォルジャークの五重奏の名曲2曲。ピアノ五重奏はこの団体の持つしなやかさが存分に発揮された演奏、特に第一楽章の最初の主題を反復する第一ヴァイオリンの繊細で優美な演奏は絶品。弦楽五重奏はアメリカ四重奏曲と同様に哀愁に満ちた美しい旋律が随所に出てくる名曲。この四重奏団の前任のヴィオラ奏者が加わっての演奏のためアンサンブルの見事さはさすがであり、旋律の一つ一つが胸に迫ってくる素晴らしい演奏だった。
ブザンソン国際音楽祭(1961)&メゾン・ド・ラジオ・フランス放送用音源(1979)
スメタナ四重奏団
79年盤はスメタナSQの最盛期であり確信に満ちた風格を感じさせる演奏。そのなかでアメリカは78年、80年の国内ライヴ盤があるが、また一つ名演が加わった感じである。61年盤はモーツァルトの何とも言えないしやかさ、ヤナーチェク・スメタナの強い情熱に満ちた演奏を堪能、まだ若い時期の演奏会であるにも拘らず、完成度の高さを感じるのはさすがスメタナSQだと思った。
スメタナ&ドヴォルザーク: ピアノ三重奏曲集
チェコ・トリオ
今まで聴いてきた旧メンバーから交代した新メンバーによる演奏。やはり大切なチェコ音楽の伝統を受け継いでいることが確認できた。スメタナではヴァイオリンの悲嘆に満ちた感情表出の見事さに、ドヴォルジャークではチェロの情感豊かな旋律の歌わせ方に心を打たれた。他に録音された演奏があれば聴いてみたい。
スメタナ: 弦楽四重奏曲第1番 & 第2番
パヴェル・ハース四重奏団
この演奏のCDは持っているが、レコードの音の方が好きなので購入。聴いてみると思ったとおりCDのクリアーで人工的な金属音は無く、自然で快い響きに満ちており大変満足をした。古くはスメタナ四重奏団の名演奏があったが、現在では最高レベルのものと思う。実演で聴いた演奏を彷彿とさせる素晴らしい演奏であった。
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