Midnight Sea Midnight Fish

加々美亜矢

彼女の最大の魅力は何と言っても、この時代にリアルに響くヴォーカルだと思う。
さりげないフレーズにも「言霊」を感じさせるそのパワーには脱帽。

ジャズやソウルのルーツを感じさせるソングライティングの実力はさまざまな音楽配信サイトでの人気で実証済みだが、まだまだ開けてない引き出しがありそうで、今後が楽しみ。
また、 シンガーとして１曲参加しているコンピ「442」に収録の Chain もおすすめ。

442 The Best of Songs On the Web vol.2

Various Artists

ハイクオリティなポップスアルバム。単なる曲の寄せ集めに終わらず、きちんとしたコンセプトアルバムになっているところがいい。全体の1/3の作曲を手掛けているかぜは、なかなかの実力派。自ら歌う「冬のダイヤモンド」ではソウルフルに、「オニオンサラダ」では軽妙なノリのボッサを、池田朋子に提供した「Samba of Sea Breeze」ではラテンなグルーヴをさらりと表現している。