ニルヴァーナのおすすめアルバムは何?と聞かれたら100人中100人がファーストアルバム、ネヴァーマインドを奨めるがClariSのおすすめのアルバムは何?と聞かれたら多くのファンは迷うことなくIrisを奨めると思う。
シリアス、ロック、キュート、疾走感、ミステリアス、和風、パーティーな楽曲が揃う、これまでの作品の中で最もジャンルの幅が広く、ClariS=まどマギというイメージを見事にぶち壊した意欲作。
本作品はClariS=まどマギとは言わせねえと彷彿とさせるほどの本気の歌、12曲が収録されている。
「今作の本気はまだClariSにとっては序盤であり真の底力はこれからである。」
最後の楽曲「一期一会」はそんな予感をさせながらでアルバムを締めくくる見事な幕引きである。
と個人的に絶賛しつつも実際のところCDの売り上げはファーストアルバムのBIRTHDAYより大きく落ち、ライブの規模も縮小という事実はあるが、反対にもしデビュー当時と同じくらい今もClariSが儲かっていたらアルバムIrisは生まれてないだろう。
儲かれば色々な業者やしがらみがからみ、儲かる音楽を歌っていたでしょう。
でもClariSはその道を選ばなかったからこそ
アリスが卒業してカレンという新たな心臓が生まれ、二人の強い絆によりコロナ禍も乗り越えIrisが生まれた奇跡のアルバムだと思う。
自分が生きてる間にこのアルバムが聴けて本当に良かった。