鮮烈なブルーのジャケットが印象的な、Hall&Oatesの出世作です。80年代のまさに快進撃の鍵は、このアルバムに秘められている、と思うのです。シンセサイザーのきらびやかさとDaryl Hallの声のエレクトロさを強調したボーカル処理。過去の作品にはなかった、ある意味「発明」ではないかと思うのです。
また、邦題の「モダン・ポップ」というのは、言い得て妙、という感じで見事ですね! 後年、ボーナストラックとして収録された、当時のシングルB面曲“Time's Up”も必聴の名曲です。この、“胸キュン感”のあるメロディとアレンジ、全盛期のHall&Oatesのほとばしる才能が眩しいです。