マーラー: 交響曲第7番「夜の歌」, 5つの歌

オットー・クレンペラー、他

クレンペラーや朝比奈のような重厚なアプローチが成功し、所謂マーラー指揮者達の俊敏な演奏が今一つしっくり来ないことからも判る通り、７番は特異な作品だと思う。冒頭から只ならぬ気配であり、底知れない奥深さを持ち、強靭で克明で、雄渾壮大な歩みが息長く続く。夜の魔境のような、悪魔の祝宴のような、覗いてはならぬ妖しさ。ギターやマンドリンの美しさも比類が無い。

マーラー: 交響曲第7番「夜の歌」, 他 / オットー・クレンペラー, ニュー・フィルハーモニア管弦楽団, フィルハーモニア管弦楽団＜限定盤＞

オットー・クレンペラー

クレンペラーや朝比奈のような重厚なアプローチが成功し、所謂マーラー指揮者達の俊敏な演奏が今一つしっくり来ないことからも判る通り、７番は特異な作品だと思う。冒頭から只ならぬ気配であり、底知れない奥深さを持ち、強靭で克明で、雄渾壮大な歩みが息長く続く。夜の魔境のような、悪魔の祝宴のような、覗いてはならぬ妖しさ。ギターやマンドリンの美しさも比類が無い。

ベートーヴェン: 交響曲全集 / 山田一雄, 矢崎彦太郎, 札幌交響楽団, 他＜タワーレコード限定＞

山田一雄、他

４＆６番はフレーズの歌わせ方が美しく、５番は一寸した間の取り方が巧い。３番は風格があり、コーダは心に迫る。新日フィルとのブラ２はロマンとドラマを描き尽した名演であり是非覆刻を！中山悌一とのマーラーや、新星との弦セレ・ローマの松・ファリャ・シャブリエ・モツレク・伊福部９０年盤も再発売を。読響との「巨人」、新日とのマラ９もＣＤ化望む。

マーラー: 交響曲第5番; 黛敏郎: 曼荼羅交響曲; モーツアルト: 交響曲第38番, 第14番, 第41番 / 山田一雄, NHK交響楽団

山田一雄、他

大英断！一日千秋の想いで待っていた。昨今この指揮者への再評価が高まっているのは嬉しい。全身全霊で音楽と格闘したヤマカズのハートは時代を超えて語り掛ける。マラ５は山田の鬼気迫る表情が印象的で、第４楽章では激しい悶えと共に画面から消える！指揮棒の持ち方も独特。山田邸訪問番組「お元気ですか」も欲しかった。日本ＴＶに読響との「巨人」の映像在る筈。