メンバーズレビュー一覧

バーバー: ピアノ作品集 - ピアノ・ソナタ Op.26, 夜想曲-ジョン・フィールドを讃えて Op.33, 他 / 三船優子 / 三舩優子

バーバーの音楽は、音の重なりとともに、その間につねに繰り返し現れる「沈黙」の瞬間も「音楽」の不可欠な構成要素であることを直截的に感じさせてくれる。
長年この作品集レコーディングの構想を温めてきた、バーバーの演奏にかけては絶対の自信と深い愛着をもつ、三舩優子ならではの快挙であり、本人のデビュー20周年記念を飾るに相応しい記念碑的演奏である。

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Imashuさんが書いたメンバーズレビュー

  • 1

(全4件)

極めて端正で堂々たる「正統派」ベートーヴェンの演奏である。総じて楽譜に忠実であり、けっして誇張せず、拙速せず、流されず、厳粛なまでに精確なテンポとリズムを貫く多川響子の演奏は、徹頭徹尾作曲者の心に寄り添い、この2つのソナタ作品の真髄を深く掘り下げ、余すところなく描き切っている。プロからアマチュアまで、ベートーヴェンを学ぶピアニストにも模範に値する演奏テキストとして、ぜひ紹介したい一枚である。

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琥珀 Kohaku

馬渕清香、他

5:
☆☆☆☆☆
★★★★★

このデュオの演奏はけっして力を誇示せず、自然体で流麗かつ軽快である。ヴァイオリンは繊細で温もりのある音色を醸し出し、ピアノはヴァイオリンに静かに寄り添い、美しく深みのある分散和音を奏でつづける。それでいて静かに胸の中の情熱を燃やしながら、端正で上品な演奏に終始する。ヴァイオリンとピアノの互いの掛け合いのリズムと間合い、強弱のバランスが絶妙であり、息の合ったデュオの見本を披露してくれる佳作である。

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ef

永ノ尾文江、他

5:
☆☆☆☆☆
★★★★★

ウィーンで薫陶を受けた、若きヴァイオリン界ホープの白眉の名品集。全体にゆったりと落ち着いたテンポと、速いパッセージの歯切れよく軽快な演奏とともに、重音、スタカート、装飾音など細かい動きに至るまで、曲の隅々までを精緻に再現した、奏者の並々ならぬ配慮と巧みな演奏技術の素晴らしさがうかがえる演奏である。全体にピアノ伴奏は控えめで、ヴァイオリンは高弦部の美しさが際立つ、出色の作品に仕上げられている。

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バーバーの音楽は、音の重なりとともに、その間につねに繰り返し現れる「沈黙」の瞬間も「音楽」の不可欠な構成要素であることを直截的に感じさせてくれる。
長年この作品集レコーディングの構想を温めてきた、バーバーの演奏にかけては絶対の自信と深い愛着をもつ、三舩優子ならではの快挙であり、本人のデビュー20周年記念を飾るに相応しい記念碑的演奏である。

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