Lightning Bolt

Pearl Jam

痛快です。活動20年を超えても尚、魅力溢れる作品を作り続けるパールジャムはやはり素晴らしいの一言。作品に目新しさ無いがそんなのどうでもいいのです。冒頭からノリまくるパールジャム流ロックナンバーからミディアム、スローまでとにかく最高！激動の90年代から今までスタンスを貫き活動してきたことが奇跡。改めて敬意を払いたいです。

チャプターズ

Anchorsong

ビートはブレイクビーツ、ハウス、テクノをベースに多彩に展開しつつシンプルかつソリッド。4小節のループにレイヤーを付けて徐々に展開していく楽曲はウワモノ効果もありポップで表情豊かです。フロアというより日常やヘッドフォンで聴く方が個人的にはしっくりきます。

ポルタメント

The Drums

ネオアコ、ポストパンクをベースによりソングライティングに磨きをかけた2ndアルバム。ジャケットは一見、不気味ですが、内容はダークではなくポップでダンサブル。アルバムタイトル通り情感豊かで且つ滑らか！スムーズに進んで行く楽曲達は気が付けばリピート必至です。

Coexist

The xx

素晴らしい。前作の世界観はそのままにより深みを増した作品。再生ボタンを押した瞬間から引き込まれるリズムとギターの音色、艶のあるボーカルとハーモニー、音から聴こえてくる空間美。ミニマムな世界で表現されるサウンドは完璧なまでにオリジナルで唯一無二。ヘッドフォンで聴くと凄さは倍増だ。至高のソウルミュージック。

Random Access Memories

Daft Punk

これには驚いた！ダフトパンクは1stこそが素晴らしいと思い込んでいた頭が硬い自分のダフトパンクヒステリーをこの作品が覆してくれました。ダンスミュージックへのアプローチはテクノロジーの進化に寄る所も大きいですが今作の持つ妙な懐かしさは普遍的に持つ肉体性こそがダンスミュージックの魅力なんだと言わんばかり。最高です。

ブルーム

Beach House

夢心地と気怠さが同居したドリームポップ。過去作が好きなら問題なくはまるハズ。シンプルなギターのアルペジオとコード、メロディー、リズムの組み合わせにはまだまだ無限の可能性があるんだと思います。掠れたボーカルもまた作品全体の儚さを引き立てており、まるで白黒の世界で美しく咲く花のような凛とした作品です。

Where You Stand

Travis

メランコリックなメロディーとシンプルなバンドサウンドは時代を超えて健在です。作品全体を通して要所、要所で聴こえてくるギターやピアノの眩いメロディーがボーカルをより引き立てて聴くたびに発見あり。作品を通して聴くことをオススメします。何も変わらないようでいて退屈な毎日には彼らのような歌が良く似合います。個人的には後半の流れが良かった。