THE LIVETRACKS-20040719-

松ヶ下宏之

何かがマイクにぶつかって出る雑音、理性もぶち壊すエレキギターの爆音、全てを優しく包むかのようなピアノの音、一瞬にしてその空気を優雅に変える弦楽器の音、ありえないアレンジに笑う観客の声、皆でハモるコーラス、力の限り歌う声…、2004年7月19日渋谷BOXXで起こった全てがありのままに収められた、まさにライブなアルバムと言えます。

Portraiture

別所ユージ

冒険心あふれる「未開の谷」、夏のお出かけにぴったりな「晴天」、どこか退廃的な雰囲気がただよう「月光」、疲れた心にじんわりくる「アゲハチョウ」、叙情的な詞とメロディーが美しい「風花」etc...「肖像画集」と意味がこめられた通り、色んな姿、色んな顔がのぞける1枚です。

THE LIVERTRACKS 03-July

松ヶ下宏之

ジャズありクラシックありロックあり、とジャンル分けにかなり苦労しますが(笑)、どれもなんちゃって的なものはなく、彼の幅広い音楽性を感じさせるアルバムです。それになんと言ってもライブアルバム！音と一緒に伝わってくるプレーヤーの呼吸や気迫はジャンルを問わず熱いものを感じさせてくれます。音楽好きな方にぜひ聞いてほしい１枚です。

Cadenza(カデンツァ)

別所ユージ

Bluem of Youthでのイメージとは一変して、全体的にラテンの薫りただよう新しい彼の世界が広がる１枚です。プロデューサー鳥山雄司氏のギターが彼の持ち味でもある伸びのある声をさらに引き立てて一気に聴けてしまいます。私的おすすめは５曲目の「Smile」。大切な人に大切な思いを伝える、彼らしいバラード。それとカヴァー曲である「哀愁のカサブランカ」は控えめなヴォーカルとギターがとても渋くていい感じです。

PIANO WITH LOVE THE ALBUM+

松ヶ下宏之

Bluem of Youthの頃から腕の良さと心温まるピアノで定評がありましたが、そんな彼のピアノの世界が十二分に楽しめる、インスト好きの方にも是非聴いてほしい１枚です。私的お気に入りは「向日葵」「待ち人」「t.r.g.o」でしょうか。ちなみに本人談によると最後の２曲は“おまけ”ということで、雰囲気がガラっと変わるので要注意(笑)。唯一ヴォーカルが入っている「飛行機雲」はこれからを期待させる力強い名曲です。