Limitless

Richard Marx

以前よりも、年齢を重ねたいい意味で熟した作品。
最愛の人との離婚と再婚を経て作品作りも一変したようで、派手さのあるアレンジよりもバランス重視の曲が並ぶ。
タイトル曲は2曲目。
アレンジが素晴らしい。
歌い方も若いころ多用したシャウトやフェイクは無くなり、力を抜いた自然体に近くなっている。
もともと音楽の英才教育を受けている人だけあって、曲作りは上手い。
日本盤が無いため訳詞が付かないのが惜しいくらい。
裏方仕事もやっているが、また表舞台で輝いてほしい。

BAD GIRL (+6)＜タワーレコード限定＞

カルロス・トシキ & オメガトライブ

以前からサポートメンバーとして参加していた、ジョイ・マッコイが今作から正式メンバーとして加入。
再び4人体制に。
このメンバーでの活動としては後半戦となり、前作の都会的イメージを、今作で原点のナチュラルなものに戻した。
メンバーの自作曲が増え、カルロス意外に、ジョイ単独での歌を披露するようになり、提供曲と遜色ない創作活動をアピール。
ジョイ歌唱の「REIKO」は日本語・英語2バージョンあり、アレンジが異なっている。
カルロスの持ち味である、甘い歌声は今作も健在。
ボーナストラックに「花の降る午後」が収録され、今までと色合いが違う曲にも挑戦。
作品としては安定したいい曲が多いが、グループ活動の主の1つとしていた歌番組が終了したこともあり、大ヒット曲が生まれなかった。
その点が心残り。
大ヒット作があれば、もっと活動が続いたのではないかと思われる。
ずっと廃盤だった作品を、今回タワーさんで独占復刻してくれたことで、手に入れることができた。
タワーさん、ありがとう。

Alquimist +5＜タワーレコード限定/初回生産限定盤＞

カルロス・トシキ

カルロスのソロ作、初めて聞いたが歌はオメガ時代と変わらず上手い。
オリジナルを聞いていないので、リマスターとの対比がわからないが、カーステではカルロスの歌が良く聞こえる。
ボーナストラック（ミニアルバムがそのまま収録）付きでこの値段はいい。
買って得した。