父ヨハン・セバスティアン・バッハの書いたカンタータやオラトリオとは違う、人間の感情を表現した多感様式のオラトリオです。
セバスティアン・バッハの気高い音楽も素晴らしいですが、私はエマヌエル・バッハの感情豊かな音楽にも強く惹かれます。
エマヌエル・バッハは「この作品は後の作曲家達に影響を与えるだろう」と、このオラトリオを気に入っていたようですが、彼の予想したとおり、後にモーツァルトがこのオラトリオをウィーンで演奏しました。
クイケン指揮ラ・プティット・バンドの演奏は情感豊かで、この様式の魅力を余すところなく表現しています。