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ショスタコーヴィチ: ヴァイオリン協奏曲集
アリーナ・イブラギモヴァ、他
1番は、所々ハッとするフレーズがあるものの、スターリンに抑圧されたソ連人の深い怒りや悲しみをどうしても曲に求めてしまうので、その意味では今一つである。2番は、聴く機会がほとんどなかったが、間違いなくトップクラスの名演だと思う。
ショパン: 夜想曲&小品集~1842年製プレイエルで聴く~
川口成彦
聴いていて切なくなるアルバムである。ショパンが愛したプレイエルのピアノを弾いているからか。夜想曲を中心にあまり知られていない曲も散りばめ、選曲がいい。優秀録音だそうだが、響きはモワッとしている。これがプレイエルの響きか。
エセンヴァルズ: 合唱作品集
パシフィック・ルーテラン大学クワイア・オヴ・ザ・ウェスト、他
エセンヴァルスという作曲者の名前は初めて聞くが、「アメージング・グレース」という曲は有名だ。どの曲も概ねこれと同じで、神秘的である。合唱も素晴らしいが、編曲が優れている。アカペラが中心だが、楽器が効果的に使われている。今年に入ってまだ2ケ月しか経たないが、今年のベストアルバムになることが濃厚だ。豊かな時間を過ごしたかったら、ぜひ聴くべきである。
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