Birth of a Kiss

サニーデイ・サービス

シール帯の「晴茂くん、ありがとう」の言葉で分かるように、他界したドラマーの晴茂くんが、ステージに立てなくなる半年前に記録された、かつ 当時のサニーデイ史上、最高の状態のドキュメントシーン。このコンサート直前までは、晴茂くんの状態がよくなくて開催が危ぶまれたとも記事で読んだが、まさに奇跡が起こった瞬間。やっぱり神様は居たんだよ。このコンサートがあったから、今のサニーデイもあると言っていいほど重要でヒリヒリするほどの繊細な作品です。カメラが回っていてくれてありがとう！と、これほどまでに思ったことはない。

サニーデイ・サービス in 日比谷 夏のいけにえ

サニーデイ・サービス

ライヴステージを収録した作品としては「Birth of kiss」と双璧をなす両A面的な、季節の風景を描くと捉えれば、前者が秋冬、こちらが春夏のようなアナザーサイドなものと位置付けられるのでは？ステージというフォーマットにおけるベスト盤みたいな、しかしCDのベスト盤を再現したものではない何かがここにある。晴茂くんが参加できなかったことは残念だったけど、強力なサポート布陣で想像以上に "サニーデイ" が演出された 「曽我部さんはきっとこれを作品化しないではいられなかっただろう」と思うほどに仕上がっている。

PAGODA ～TULIP LAND IN ASHINOKO 1984.8.11

チューリップ

当時を知るものとしては、よみうりTVが収録制作したもの（のちにDVDボックスに収録）と、この商品向け編集版とで、どっちつかずな満足度だったので、どうせ復刻するならコンサート部分とバックステージ部分と別にして、コンサートの演奏曲順に従って再編集して欲しかったね。NHKで放送したものと同じだろうし、あれをブルーレイで録画した人には、どんなメリットがあるのか？モノとして置いておくだけ？でも、ファンだったらやっぱり買っちゃうんだろうな。加えて、今まで正式に商品化されていない、「8.11 PAGODA」ライブ盤をできたら完全音源収録で出してほしいね。音源ならどっかにテープあるんじゃね？もうファンもどんどんこの世からいなくなる。生きている間に欲しい。業界人のアナタ方としてはそういうことこそするべき使命なんじゃ？あのコンサートの美しい思い出をかかえきれないほど抱えて、この世を去りたいと思うよ。

DEVOTION ［Blu-spec CD2+ハンドストラップ］＜初回生産限定盤＞

TM NETWORK

再録音も含むけど、全てが新作の音だ！TMが戻ってきてくれた、というか進化して無敵の音で再び現れたという印象。古い曲も全く古さは微塵も感じなく、アップデートしていた。だから、しばらく経つとまた新たな音での新作が登場してぶったまげることだろうが、それまではこれを聴き込むとよい。
特にインストは、CDでヘッドフォンして爆音で聴けば、音の緻密さやマジックに気付くだろう。音マニアのアナタにはオススメの1枚。

ガラス細工の家

岸田今日子

全7話、一気に見てしまいそうなくらい、惹き込まれます。
あの倉本聰先生が描いたサスペンス、話の組み立て、構成、ハイライト、どれをとっても上出来！