そらとうみのあいだ

上田益

中国古来の伝統楽器に二胡と呼ばれる楽器がある。
たった２本の弦から生まれる音色は単純が故に心との距離が近い。
二胡を扱ったアルバムは数多く存在するが、
その楽器の持つ特色を引き出している作品は稀である。
このＣＤでは二胡奏者として有名なチェンミンの唄心とテクニックが
余す事無く見事に披露されている。
琴線に触れるメロディーと響きは秀逸で一聴に値する。

「１リットルの涙」オリジナル・サウンドトラック

羽をもぎ取られた白鳥が自身の運命を悟りつつも、常に前向きに生きようとする姿は時として残酷に映ります。そのように暗いテーマのドラマなのに、サウンドトラックは主人公をやさしく包み込んで、ほのかな明るさゆえ、なおさらに涙を誘うのです。タイトルバックに流れる短い旋律もＣＤで全体を聴けば、主人公に対する暖かく優しいまなざしを感じる事が出来ます。

スイート･メモリーズ -satoko violin-

幸田聡子

メロディラインの美しさでは定評のある、松田聖子ワールドをカバーしたＣＤ。派手なオーケストレーションではなく必要最小限の楽器編成で、バイオリン・ソロがキラキラと光っています。ピアノとのデュオで始まった後、曲毎に編成が変わり、ポップ・ジャズ・ボサノバ・クラシカルと曲調も幅広く、とても楽しめました。音楽好きはもとより、毎日の生活に少し疲れた方にお薦めします。目の前の、空気の色が変わりますよ、きっと。

ソング･オブ･ジ･アース

中島啓江

その恵まれた(?)体型と個性豊かな表現力ゆえに、唄がうまいのは当たり前だと思っていました。加えて、大変器用な歌い手であったことに気付かされた１枚です。クラシックから歌謡曲、果ては民謡へと幅広く、且つ絶妙に絡みながら自分色の世界に塗り変えて行く歌唱力と、作詞にまで手を染めた腕前は、並みの域を軽く越えていると思います。また〝中島啓江〟の魅力と実力を、余す事無く引き出した〝上田益〟の編曲もお見事。

メロディーズ・オブ・メモリーズ ～記憶の旋律～

STELLA (ストリングス・ユニット)

楽曲の詳しい解説は、公式Web(http://www.stella-fan.com/)に譲るとして･･･美人変則弦楽ユニット「ステラ」４枚目のアルバムで、テーマは『思い出』。何処か懐かしい響きが随所に散らばっていて、中でも８曲目の『ハナミズキ』が今回のイチオシ！ 音の厚みと柔らかさは、例えようが無いほどの心地よい作品に仕上がっています。心の温かさをも演奏し切るテクニックは、ステラの真骨頂。買って損は無いゾ！

アニメ「勇午～交渉人～」オリジナル・サウンドトラック

アニメ『勇牛』のサウンドトラックを集めたＣＤ。アニメと言っても、お子ちゃま向けのそれではなくって、純然たる大人の為に作られた作品です。ＢＧＭも大人向き……子ども達が聴いたら「怖いよ！」と泣き出す曲が……!?。単なる情景描写ではなく、心の動きまでも表現している音楽を楽しめるのは大人の特権かも。クラシカルで荘厳な曲からオルゴールタッチのクリスタル・サウンドまで、様々な趣向で十分楽しませてくれました。

キッズステーションアニメ「なるたる」サウンドトラック

『なるたる』というＳＦファンタジーアニメを知ってる人には待ちに待ったＣＤ。　
まったく知らない方には仮想空間を旅する時のＢＧＭに必携の１枚。　
元気印のテーマソングや独特の世界観を持った全３０曲の音楽達に、
きっと魅了されますよ。

スタジオジブリ　ア・カペラ　ソングス

Wave 6

「世界のジブリ・宮崎駿ワールド」から選りすぐりのメロディに業界トップクラスのアレンジャーが腕を振るい、ＷＡＶＥ６が唄った、かなり贅沢なＣＤ。　楽譜が別売されているので、ハーモニーの研究材料にも打って付け。《コーラス・サークル》は勿論、チョットの工夫で《混声合唱》や《ママさんコーラス》にも…。　無伴奏コーラスのお手本として是非お薦め。

STELLA KISS

STELLA (ストリングス・ユニット)

ポップスとクラシカルサウンドをミックスさせたアルバムは星の数ほどあるけど、これほど見事に融合させたものは稀。様々なパターンのアレンジで、お気に入りの一曲に必ず出会えるＣＤです。【編曲：上田益⇒神戸ルミナリエやＮＨＫみんなのうた「ぶたまんごころ」他で有名な作・編曲家。最近の作品には、連続ＴＶドラマ「東京ラブ・シネマ」のサウンドトラックがある。】

STELLAnime

STELLA (ストリングス・ユニット)

愛嬌と楽しさが溢れている１枚。アニメソングをモチーフに「音をトコトン楽しんでやろう」という作り手のこだわりがストレートに伝わり、聴き手もつい「ウキウキ気分」に浸ってしまう。【編曲：上田益⇒神戸ルミナリエやＮＨＫみんなのうた「ぶたまんごころ」他で有名な作曲家。最近の作品には、連続ＴＶドラマ「東京ラブ・シネマ」のサウンドトラックがある。】

handsome strings

STELLA (ストリングス・ユニット)

弦楽四重奏ユニット『ＳＴＥＬＬＡ』のデビューアルバムです。全曲をアレンジしているのはデジタルとアナログの融合を得意とする上田益で、「ステラ」独自の世界を創り出す事に成功しています。【上田益：神戸ルミナリエやＮＨＫみんなのうた「ぶたまんごころ」他で有名な作曲家。最近の作品には、連続ＴＶドラマ「東京ラブ・シネマ」のサウンドトラック等がある。】

東京ラブ・シネマ オリジナル・サウンドトラック

１曲目”優しさの記憶Ⅰ”を聴いただけで「納得」の１枚です。　愛のテーマ（７曲目）をモチーフにしたこの曲は、ドラマの中でも多くのシーンに使用され、聴く度にいくつもの情景が心に浮かんで、とても暖かい気持ちにさせてくれます。　心を癒されたい貴方に、是非お薦めします。