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レコード・コレクターズ増刊 ザ・ビーチ・ボーイズ・アンソロジー 2025年 08月号 [雑誌] /

偉大なるブライアン・ウィルソンの訃報を受け、緊急出版された月刊:レコード・コレクターズ」増刊で、1990年代後半以降の同誌の特集記事を一挙に集成してある。
永くブライアン及び同誌の愛好者であれば、これまでに目にした記事ばかりなので、新規性はないだろうが、一冊に纏められた事による読み易さは格別で、今回の訃報によってブライアンとビーチ・ボーイズの作品群を色々鑑賞する際には、手元に置いておくと非常に便利である。

同時期に発行された同誌8月号には、本書にはない書下ろし記事による巻頭特集が組まれているので、併読する事をお勧めしたい。

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Prime Jiveさんが書いたメンバーズレビュー

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偉大なるブライアン・ウィルソンの訃報を受け、緊急出版された月刊:レコード・コレクターズ」増刊で、1990年代後半以降の同誌の特集記事を一挙に集成してある。
永くブライアン及び同誌の愛好者であれば、これまでに目にした記事ばかりなので、新規性はないだろうが、一冊に纏められた事による読み易さは格別で、今回の訃報によってブライアンとビーチ・ボーイズの作品群を色々鑑賞する際には、手元に置いておくと非常に便利である。

同時期に発行された同誌8月号には、本書にはない書下ろし記事による巻頭特集が組まれているので、併読する事をお勧めしたい。

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No Hill For A Climber<完全生産限定盤>

Neal Morse

4:
☆☆☆☆☆
★★★★★

2009年にスポックス・ビアードを脱退したニール・モースは以降、クリスチャンとしての信仰心を大切に音楽に反映しつつ、プログレからSSW的ポップスまで多彩なジャンルで活動してきた。

とはいえ主戦場はプログレ。
そして、その活動は常に盟友とも言えるマイク・ポートノイとの連動によるものだった訳だが、奇跡のドリーム・シアターへの復帰によりマイクは離脱を余儀なくされた。

ファンならずともニールの次の一手に期待と不安が募っていた訳だが、彼が組んだのは、地元テネシー周辺の無名若手ミュージシャンとの新バンド結成だった。

アルバム構成は、コンパクトな3曲を20分を超える長尺な2曲で挟む形、また楽曲や演奏のテイストも、驚くほどに既聴感のある、安定的ニール・モース印の作品に仕上がっている。

元々、金太郎飴だとの揶揄も多く書かれるほどに音楽的な個性が確立しているニールなので、彼らしいサウンドが聞かれること自体は魅力であると同時に足枷ともなる本作、評価は難しいところだが、ポートノイ、そして従来からのバンドメイツ不在であっても、それを感じさせない完成度に仕上げてきた、その新バンドの頑張りを、まずは讃えたいと思う。

若きメンバー達が個性を発揮して音楽性を進化させた次作への期待を込めて星は四つ。

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