(全13件)
ザ・ゴールドワックス・レコーディングス
The Ovations
やっと出た…!サザン・ソウル・ファンなら聴くのが基本とされるようなシンガーの歌も現状では聴くのが不可能に近い場合が多い。ウチら若年層サザン・ソウル・ファンにとっては非常に困る。そもそも御大のサム・クックですら、「シェイク」や「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」が聴けない時代が最近まで続いていた有様を思えば、これは狂喜すべき出来事かも。万歳!
ナイト・ビート
Sam Cooke
タイトルどおり真夜中のムーディーな雰囲気を醸し出すブルース・スタンダード集。しかし、サムのSOULはしっかり息づいており、ブルースというフォーマットにSOULを吹き込むことに完全に成功している。鎮痛でありながら決して明るさを失わないサムの持ち味の良く出た1.や、美しいソウル・バラードの6.、ビリー・プレストンのオルガンもカッコイイ7.など聴き所は多い。
ベスト・オブ・サム・クック
音質が改善され、収録曲も多いベスト版が出ている今となっては用済みのアルバムといわれそうだが、サム・クック・ファンにとってはあながちそうともいえない。この曲目にはのっていないが、13曲目にボーナス・トラックとして'Summertime'の別ヴァージョンが入っており、このCDでしか聴けない音源なのだ。正規ヴァージョンとして収録されている6.より、ずっとサムらしさが出ている名唱。後進に与えた影響も大。
愛なき世界で
Otis Clay
今までCD化されなかったというこの名盤、それがこうして手軽に聴けるようになったとは嬉しい限り。ノッシノッシとした重厚な推進力が心地いい1.、吊り輪の力技のような力と美の均衡が見事なバラードの2.、どんな憂鬱も一発で吹っ飛ぶ8.など、いうことなしの出来。このSOUL WALKERという企画、素晴らしいですね。今後もどんどん復刻CD化してもらいたいものです。
エイント・ザット・グッド・ニュース
名盤ではあるが、『キープ・ムーヴィン・オン』に入っていない曲は2曲だけなので、★4つ。しかし、オリジナルアルバムが良い音質でCD化されるのはじつに嬉しい。今後もCD化し続けて欲しいものです。
ポートレイト・オブ・ア・レジェンド [Remaster]
正直いって選曲に不満がないわけではないが、1枚でサムのキャリアを網羅している編集版はこれのみ。最初に聴くべき1枚であり、一家に1枚のマスト・オブ・マストということで★5つ。サムなくしてSOULなし!ゴスペル界からR&Bへの最初の転身者であり、SOULへの扉を開いた偉大なお人。もちろん影響力の大きさは最大。
キープ・ムーヴィン・オン
やっと出た1963年以降の音源。今まで権利を持ちながら出さなかったAbkcoに憤りすらおぼえていたのだが(なんせ'Shake'も'A Change Is Gonna Come'も聴けないときては…)、このCDでとりあえずは解決。内容も充実してます。今後はBOXを出してくれることを期待。
ザ・マン・フー・インヴェンテッド・ソウル
DISK3までの充実度は文句ナシ。それまでCDで聴けなかった音源多数で、その中にもサムの魅力がギッシリ詰まったものも多い。ただし、DISK4はすでにCD化されたアルバムをそのまま入れているだけで、「ハーレム・スクエア」の音質はミキシングが悪いので、1枚もののほうが良い。
ユー・ガット・マイ・マインド・メスド・アップ
James Carr
サザン・ソウル・ファン必聴の名盤!1.からいきなり大地も揺るがすような超ド迫力。2.は名バラード。以下、捨て曲一切ナシ(ボーナス・トラックはさすがにそうもいきませんけど)。一番好きなのは10.'Forgetting You'かな。泣けます!
ハーレム・スクエア・クラブ
とにかくソウルフルでド迫力のパフォーマンス。ソウルのライヴ・アルバムとして屈指の評価を得ている名盤。しかし、一見ポップで軽く聴こえるスタジオ録音だが、内にゴスペル直系の力強いソウル・フィーリングを秘めており、それこそがサムの魅力の本質だと思うのだが…。激しさ丸出しのこのレコードは、解かりやすいので、ベスト版の次に聴くべき一枚といったところか。
The Complete Specialty Recordings Of Sam Cooke With The Soul Stirrers
サムが好きなら絶対聴くべき!!ゴスペルということで手を出しかねてる人、これを聴かないことほどもったいないことはありませんよ!ポップ時代に比べて劣ってるなんてこと一切ないから。ゴスペル時代のほうをより高く評価する人だってけっこういるし。それにサムの魅力の本質を理解するにはゴスペル時代も聴いたほうが早道だと思う。最後のライヴ音源も圧巻!
ライヴ・アット・ザ・コパ
「ハーレム・スクエア」のように、サムがシャウトしまくり、客もドッカン、ドッカン…というわけではないし、バックの演奏はまったくソウルフルじゃない。しかし、サムの歌はちゃんとソウルしているのだ。ほとんどが白人の大人の客を前にして…。サムが聴衆を徐々に支配していく様がじつにスリリング。
Complete Specialty Recordings Of Sam Cooke...
Sam Cooke & The Soul Stirrers
サム・クック・ファン必聴!いきなり3枚組はちょっと…などとためらうことなかれ。ポップ時代のように白人の大人向けに歌った曲がないぶんハズレはずっと少ない。サムのゴスペル時代の魅力を知らないなんてあまりにもったいない。最後のライヴ音源は、『ハーレム・スクエア』以上の超ド迫力!!これだけでも手に入れる価値あり!
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