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kentarohさんが書いたメンバーズレビュー
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歌、ピアノとも何たる気品かと聴くたびに思わざるを得ない。歌唱の技巧とはその言語を解さないと本当のところはわからない。批評家諸氏は、F=ディスカウやシュワルツコップというと技巧臭うんぬんと難癖つけたがるが、私のような声楽の素人がシューベルトの歌曲集を女声でといえば、他に何を聴いてもやはりこれ、といつも納得させられる。選曲もよい。
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演奏は素晴らしい。もちろんこの「ステレオ版」はオリジナルではないが、そんなことはどうでもいいくらいこの「ステレオ」である効果は大きい。 最初の発売以来「完全限定盤」だがいまでも販売が続き、このようなバーゲンになるというのは「完全限定盤」とはどのような意味なのか。不当表示に当たらないのか、販売元に聞いてみたい。
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ブラームスがあまりよくないのが残念だが、フォーレとリストだけでもコレクションに加える価値があるでしょう。
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曲目リストは以下URLにあり https://www.soundpollution.se/produkt/collected-broadcasts-1969-1995-5-cd/ こういうものはきちんと知らせたうえで売ってほしい。
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全く内容の説明がないが、フロリダ州オーランド、ヴァージニア州ハンプトン、そして大阪、いずれも1971年の大昔から有名な音源。 買おうかと思っていたが、調べてみれば、既出かつすでに聴いているものばかり。
なぜこのようなライヴ音源は、他も含め内容について何の説明もないのでしょう。すでに持っているものの焼き直しなら買う必要は何もないわけで、率直に申し上げ消費者に不親切、あえて言えば不誠実。 調べて分かるならいらないだろうというのかもしれないが、改善を強く要望します。
中身は一級品、音質はわかりませんが・・・。
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なんという豊穣! 演奏も復刻も水準が高い。 淡い叙情と幻想に浸りたいとき、ぜひ。
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チャイコフスキーの協奏曲はもう聴かなくてもよいと思うこともあれど、こういうものに出会うと何度となく聴くことになる。絶賛を惜しまない。
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「マーラー選集」としては渋い選曲ですね。それに録音が古く曲によっては少し管弦楽が遠く感じるので、演奏にネガティヴな印象を持つ方にはそれが助長されるのかも。 「大地の歌」未聴といわず是非これを聴いてください。母親が若い時にレコード店の老店主に勧められ所蔵し、それゆえ私も子供のころは何もわからず「大地の歌」といえばこれしか知りませんでした(当時LP二枚で立派な箱入りだった)。自分でこの曲の古典的名盤を買うようになりそれらに聴き親しんだ今でも、若い時にクレツキ盤で甘ったるい厭世感に陶酔したころの印象は、この復刻でも何も変わらない。若きF=ディスカウのしなやかな美声にPOの木管群が室内楽的に絡む「告別」など、思わず引き込まれ絶品と思わずにいられません。 バーンスタイン以前、おそらくまだマーラー受容期の一演奏スタイルとして、私は大切に愛聴しております。 復刻ありがとうございました。クレツキの続編をぜひお願いします。
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下手くそと貶す人はなんとでも言えば良い。歌心に溢れた真の名盤と申し上げたい。APRの同時期のアンソロジーと比較しても音が良い。ハバネラやヴィターリなど惚れ惚れする。オーパス蔵が活動をやめこういうCDを世に問うレーベルがなくなった。残念であるが、残された復刻の数々を、出来不出来混淆、毀誉褒貶のあること承知しながらも、とても大切にしている。
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聴きこむと後年の録音にない良さがある。 音も鑑賞に支障ない。 CD-Rしかないとはさみしい限り。むかしはDuttonがちゃんとプレスCDで出していた。
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メンゲルベルクのライヴ録音集の中でも最も聴き応えのあるもの。 フルトヴェングラーの復刻ばかり溢れかえっているが、こういう音源を良い状態で復刻することにも力を割いてほしい。この点、振り返ると、M&Aはとても良い仕事をたくさんしてくれていたと思う。 古い録音が苦にならない方には、是非聴いていただきたいセットだ。
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演奏については何も言うことがない。「原基」というか、何を聴いてもここに帰ってこられるというびくとも揺るがない安心感がある。これよりも良い演奏を指摘する方もおられようが、そういう他の解釈が存在することは当然のこと、これは「原基」なのだから。
長く30年ほど前の初出CDで聴いてきたが、時に音が薄く特に低音が不十分であることが気になった。その盤以来初の再マスタリングとのこと、全体にタイトでマッシヴな音という印象だ。しかしアンサンブルの解像度、各楽器の存在感など格別のもので、チェロの分厚い音も、本当にこういう音だったのかは今となってはわからないが、CDでは聴かれなかったものだ。これまでいまいちピンとこなかったものも、この音のおかげで本当に楽しめるものになり良さを再認識した。 倍音が聞かれないという妙なコメントがあるが、音が鳴っていて倍音が出ていないということはありえないことで、もともと間接音に乏しい、楽器の音をダイレクトに拾っているレコーディングだということだろう。少し古めのスピーカーや真空管アンプにつないで柔らかめの音で楽しむとよいのかも、録音当時のオーディオは皆そういうものであっただろから。
演奏は言うまでもなく、音質も私には充分すぎるくらい結構だ。 パッケージングについては、皆様の意見に共感するところもあるが、ここは目をつむろう。
敬意をこめて五つ星。
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2012年発売になっているが、私がこのCDを入手したのは1990年代前半に新橋駅前の量販店でだ。まだこのジャケットのまま売っていることに驚いた。 ブラームス、そして大フーガは以来愛聴した。SACDに衣替えしたが、大フーガはいまだによく聴く。軽いですって?、いやなんの、正調重量級弦楽合奏でクレンペラーかコンヴィチュニーにしくものはない。 (クレンペラーは海賊版NPOのライヴ!)
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戦中の放送用録音だが、十分聴ける音だ。内容は聴けるどころではなく、逸品揃い。 この弦楽四重奏団には少ないながらも商業録音があるはずだ。戦後の独奏者としてのシュナイダーハンのみ取り上げられるのは、片手落ちの感が否めない。室内楽奏者としてのシュナイダーハン、優良な復刻で発売してほしい(過剰なノイズリダクションはなしで)。
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是非SACD化を。ハリウッド弦楽四重奏団やこのイェール弦楽四重奏団による後期弦楽四重奏曲の名盤が、凡百の録音の陰に埋もれてしまっているのは残念なことだ。 Towerさん、がんばって!
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戦争レクイエムは名盤の誉れ高く私がコメントするまでもありませんが、二つのヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲も座右に起き愛聴するに値するもの。ヴァイオリンのレコードを丁寧に聴いていくと、誰もが知る著名な奏者でなくても、名管弦楽団のコンサートマスター等の手になる実に味わい深い演奏に出会うことがありますが、これもその例。ケーゲルの指揮も相俟って、曲そのものの良さを静かに味わえる隠れた名演奏として大切にしております。
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楽しませていただきましたが、早くも完結ですか・・・。 私にとって、ブルックナー・イヤー最大の、というよりほとんど唯一の収穫はこの「ブルックナー・フロム・アーカイヴ」でした。 何度も発売された音源のリマスター、リイシューばかりの昨今、このような未知若しくは入手困難音源の発掘、復刻は、極めて興味深く、また古いものながら逆に新鮮に感じられました。 数次にわたる既存音源の焼き直しには、既に興味が失われてしまいましたし、よほどのものでなければこれ以上お金をかける気はありません。 このような音楽文化遺産の保存・継承ともいうべき企画が今後も続いていくよう、各レーベルの努力を切に望んでやみません。
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Too much romantic? と思う方もいるでしょう。でも演歌のように泣きの入るこのチェロに、特にチャイコフスキーの小品などに、心動かない人もあまりいないかも。ショスタコーヴィチは、音こそ古いがいまだスタンダード。
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一見ただの廉価ボックスながら、コル・デ・フロートのマズルカだけでもお釣りがくる。他にもダヴィッドヴィチのバラードなどいいものが入っている。半分近くを占める歴史的音源もツボを押さえたチョイスで、結局超お得ボックスだった。また売ってほしい。
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「宇宙で原子がぶつかりあっているかのような」とか、「『ジョン・ケージ』という険しくそそり立つ氷山の一角に昇り、そこで裸で踊っているような、命がけの」だとか、「神がかり的な弓さばきによって織り成される音世界は、人間の内奥の叫び」など、そこまで大げさなものでないように思いますし、どのように言語で表現しようとも「陳腐」にしかなりません。こういうのは「理解できる?」と人が問うならば、その意味においては「問うた人」も「問われた人」も、そして誰も「理解なんかしていない」と思います。ブラマンジェさんの「よき」の一言、このあたりが真実なのかもしれません。 私には「裸で踊っている」光景は思い浮かびませんでしたが、風に吹かれて転がっている「ほおづき」が思い浮かびましたね。「何でもよいのです。」とケージも言うんでないでしょうか・・・(笑)
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ヴィヴァルディ、バルトークと室内オーケストラの名演選りすぐり、本当に感謝。ケーゲルが続くなら、フィリップス録音ながらモーツァルトモテット集全曲復刻を待望しております。
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この録音に親しんだ人の多くは、モテット集も併せて愛聴したものと思います。今回モテットが復刻されなかったのは本当に残念、ぜひSACDでケーゲルのモーツァルト宗教曲選集として復活することを心から期待します。 (TOWERさん、がんばって。)
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これはSACDで復活してほしいです(Tower様お願いします)。特にベルクは素晴らしい。
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人工知能万能かの如きこの時代、いつか、どこかがこういうものを出してくるだろうと思っていた。 収録内容すべて既出のもので聴いてきたが、それらはどれだけ音が古くても、血の通ったドキュメントだった。 では、これはどうか、言わぬが花としておきます。
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なぜメタモルフォーゼンを入れてくれなかったのでしょう・・・
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今までになく豊かに鳴り、特に第4、他に第1、2、8など本当に満足です。ただ、解説で言及されているとおり、マスターの劣化が原因なのか部分的に音質的瑕疵があるようです(特に第3)。しかしこういうものは、他の優良なLP復刻等で補えばよいことで、この全集の価値を損なうものではないと思います。これはマスターテープからの現時点での大変優秀な復刻として、他のCD等とともに楽しめばよいのではないでしょうか。 また、シューリヒトの演奏をアポロ芸術とか、おそらく某評論家の文章からの受け売りと思いますが、安易に言う批評もありますが、アポロ的かデュオニソス的かなどというのは美学上の簡単ではない話で、安易に言及されるべきでないでしょう、まして、軽い、無作為、飄々などというのはシューリヒトの音楽のごく一面をいうだけで、残された記録の数々に謙虚に耳を傾ければ、激情から虚無まで実に多彩な表情を聴かせてくれることに気づかれると思います。 このベートーヴェン全集は、シューリヒトの最良の遺産のひとつを我々にも手が届くパッケージで提供されたものとして、大変に満足して楽しませていただいました。 長く在庫があるようですが、気になる方は是非お早めに。
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ジャケットのボッシュの絵そのものの世界ですね。録音は古いがやっぱり怖い(とてもよい)。 日本でも最近演奏されると聞きますが、初めての方は実演の前にこのCDで予習をオススメします。
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