坂本龍一の最高傑作。
そう断言したくなったきっかけは、坂本の死後半年後に開催された2023年秋のambient kyotoにおける京都新聞ビルの地下1階印刷工場跡での本作のインスタレーションでした。
流行音楽家を経て研ぎ澄まされた美意識による音像と響き、西洋古典音楽と電子音楽との最新技術上での出会い、何度と聴いていますがそれくらいしか言えません...。
ただ、発表から十全な批評や他作品への影響までにタイムラグをあることが傑作の条件のひとつであるのは歴史が証明しており、本作の魅力を存分に言語化するのはことによると批評家ではなく人工知能なのかもしれません。