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日向爽さんが書いたメンバーズレビュー
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アカデミー室内管弦楽団は、マリナーが英国の主要オケの首席・次席、またはそれに匹敵する奏者を集めたスーパー・オーケストラ。 音楽学者サーストン・ダートの指導で、現代楽器でありながら古楽奏法による演奏を得意とし、ダートの弟子ホグウッドが活躍するまでは、英国古楽界をリードしていた。 現代楽器でありながら古楽奏法による演奏を「中途半端」などと言う批評家もいるようだが、聴かず嫌いするのはもったいない演奏
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第4番はかつてグラモフォン誌でもファーストチョイスとされた名演。 「彼岸の美」と称えられたクリーヴランド管が、まさにこの世ならざる音色を奏でている。 第4楽章で可憐な美声を聴かせるラスキンは病で夭折したが、宗教曲や歌曲などで活躍し、バーンスタイン、オーマンディ、ラインスドルフらとも録音を残した。 第6番は発売当時は数少なかった公式ライブ録音。ハードボイルドで美しく磨かれたサウンドが聴かれる。
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全体的にティントナーらしい端正で流麗な演奏だ。晩年の全集録音時、ティントナーは「第4楽章でオケに吹き上げるようなパワーが欲しかった」と残念がっていたそうだ。この演奏では、特に第4楽章の残り3分ぐらいから、ロンドン交響楽団がフルパワーでティントナーのそうした期待に応えていて、彼としても満足のいく出来栄えだったようだ。音質はヒスノイズが多いが歪は少なく、AMラジオのように聴き易いモノーラル録音だ。
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啓蒙時代管弦楽団(OAE)は、様々な古楽団体を掛け持ちで活躍する英国の名手たちによって結成されているが、いつも明るくリラックスした演奏で、聴き手をリフレッシュさせてくれる。奏者の自主性を重視するためか指揮者を置かないことも多いが、今回はオランダの大御所ブリュッヘンとの他流試合によって、演奏により豊かさとしなやかさか加わり、見事な出来栄えとなっている。この曲集の最初のディスクにおススメしたい。
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この曲集の代表的な名演を残したミルシテインの弟子、サルヴァトーレ・アッカルドによる演奏。 「ヴァイオリン&ヴァイオリニスト」 (ONTOMO MOOK) でも1970年代以降の特筆すべき演奏として高く評価されている。 アッカルドは強い集中力をもって、パガニーニも楽々と弾きこなしたハイ・テクニックによる重音奏法を駆使し、作曲時にバッハの脳内で鳴り響いていたであろうポリフォニーの再現に挑んでいる。
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