
室内楽編成によるシェーンベルクとベルク作品集 / ヘット・コレクティーフ
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シェーンベルク、ベルクは原曲を縮小方向に、ベルクは拡大方向に編曲しているが、いずれの楽曲にもピアノが参加しており、雄弁な曲想を呈している。とりわけシェーンベルクの浄められた夜は弦楽六重奏版、オーケストラによる弦楽合奏版が有名だが、ピアノが加わったことにより違った魅力が醸し出されている。是非ともご自分の耳で確かめていただきたい。
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ひでちゃんさんが書いたメンバーズレビュー
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デ・レーウの編曲により、レーウが亡くなる前の月に録音されたデ・レーウの白鳥の歌。アルトとテノールはそのままに管弦楽部分だけ15人編成にしている。ハープが加わったことにより管弦楽部分の表情が豊かになり、編曲版という印象がなくなって大地の歌が持つ雄弁な演奏になっている。第六楽章のアルト独唱による「告別」はレーウがこの世との告別を惜しんでいる感じがして涙無しには、聞きとおせない。ヘット・コレクティーフの演奏も優れており、この大地の歌の方向性に添ったものとなっている。絶品。マーラーファンに是非聴いていただきたい一品です。
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シェーンベルク、ベルクは原曲を縮小方向に、ベルクは拡大方向に編曲しているが、いずれの楽曲にもピアノが参加しており、雄弁な曲想を呈している。とりわけシェーンベルクの浄められた夜は弦楽六重奏版、オーケストラによる弦楽合奏版が有名だが、ピアノが加わったことにより違った魅力が醸し出されている。是非ともご自分の耳で確かめていただきたい。
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ハイティンクならではの非常にノーブルな演奏。名演の誉れ高いボールト盤に引け劣らないめんそうです。 それも1980年代後半から1990年代のデジタル録音。全曲揃っていて2千円代半ばで買えるのには、コスパ最高とおもわれます。
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骨太の演奏なのに香りがある繊細さもある。パレーでなければこのような演奏はできないと思われます。今から60年以上前の録音ですが、細部まで鮮明に録音されており、驚くばかりです。 ミュンシュの熱い演奏、ブーレーズの一点もゆるがせない演奏、ロトの古楽器による繊細な演奏、幻想交響曲にはいろいろなアプローチがあると思いますが、国内盤それも廉価、パレー盤をお持ちでない方に是非ともお聞きしてもらいたいです。
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どれも名演ですが、ポリーニと共演したバルトークのピアノ協奏曲は、若きアバドとポリーニの目の覚めるような演奏です。今もって、一番に指を屈するべきCDです。これだけで代金の元を取ったものです。 他にも幻想交響曲、マーラーの交響曲集など名演ぞろいです。 余談になりますが、マーラー交響曲第二番が発売された時同じ頃メータ指揮ウィーンフィル盤が発売されて私がアバド盤、四つ違いの弟がメータ盤を購入して聞き比べたことが懐かしく思い出されます。
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一言でいうと楷書体のベートーヴェン交響曲全集と言えるでしょう。1960年代前半の演奏としては、現在のHIP系演奏の先駆者的演奏と思います。端正な演奏は、多少の楽譜の改変はあるにしても、現在の演奏と見間違うような古臭さは全く感じさせません。ベートーヴェンの交響曲に興味がある方は、是非とも手にとっていただきたいと思います。絶対に後悔しないと思います。
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ドーナツソングを聴くと当時某ドーナツショップでずっと流れていたことを思い出します。幼稚園児だった息子がドーナツが大好きで土日どちらかには通ったものです。アルバムはポップな仕上がり。今、聞いても古さはみじんも感じさせません。エバーグリーンなアルバムです。
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ふとした時、目が合って購入しました。R・シュトラウスの見事なオーケストレーションを表現するのに、 オーマンディ&フィラデルフィア管弦楽団のコンビなら最高と思った次第です。早々にCDプレーヤーのターンテーブルに乗せて再生するとゴージャスな音の饗宴、コスパ最強でいうことなしです。録音年代が古いので音が心配でしたが、僕はニアフィールド、小音量の再生ですので、不満はありません。リーフレットはタイムテーブルのみ記載ですが、これで十分です。
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グラズノフの交響曲、管弦楽曲、協奏曲に関して、これだけ網羅的にまとめられているセットは他にはない。とても貴重なセットである。演奏についても、交響曲、管弦楽曲は、レコード芸術誌の特選、準特選、推薦に評価された名盤である。なお、ブックレットは付属されていないとあるが、実際には付属されている。お買い得なセットと思われる。
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「革命的」という言葉が相応しい「クルレンツィスのドン・ジョバンニ」!!序曲からただならぬ雰囲気を醸し出している。本編に入っても緊張感が全曲を覆い、フォルテ・ピアノは意味ありげに全編を走り抜けていき、今までの「ドン・ジョバンニ」と趣が異なっている。歌手は小粒であるが、アンサンブルの機微を心得ている。クリップス盤・ジュリーニ盤のように「ドン・ジョバンニ」の演奏史に長く残っていくかを注目していきたい。
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ツィメルマンが奏でる深く静謐なシューベルトの世界!! ピアニストの内田光子さん曰く、「26歳以降のシューベルトは、心の芯が抜けちゃったのね」。この言葉通り、ツィメルマンが弾くシューベルトの最後の2つのピアノ・ソナタは、端正かつ磨き抜かれた美しい音の合間から、シューベルトの心の葛藤、すなわち死への恐怖と生の喜びが滲み出ている最高の名演だと思う。
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バッハからベルクまで素晴らしい演奏を我々に提供してくれたファウスト、ピアノ協奏曲でカデンツァを自作するシュライアーがこの全集のために書き下ろしたカデンツァ、ブランデンブルグで鮮烈な演奏を繰り広げたアルモニコ。この三つが揃えばとてつもないことが起こりそうであるが、CDから聞こえて来たのは至ってまともな演奏。これはこれで第一級の演奏であるが、期待が大きかったのか、虚を突かれた感じだ。
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近年オペラはCDで聴くものからDVDで観るものにとってかわり、CDの発売は激減している。そのような状況の中CDでオペラを聴くことの大好きな私にとって、このCDは嬉しい限りだ。演奏については、歌手陣も好調でただただ美しいの一言。LSOからドビュシーらしい色彩感のある音色が引き出されているのも、望外な喜び。ラトルは、BPOのシェフを退任することが決まり、LSOとのびのびと演奏しているように思われる。
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ウィーン・フィルによるメリー・ウィドウの初めての録音!! カラヤン盤のBPO、マタチッチ盤のPOに比べて伴奏を務めるウィーン・フィルのなんと優雅な調べ、まさに水を得た魚のようだ。この録音のあと、このコンビでオペレッタではこうもりしか上演しないウィーン国立歌劇場で初めて上演されたのも、さもあり何と思う。これ1枚で再発されても良いところに、カップリングがウィーンの夜会とはセンスの良い企画だ。
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ウィーン・フィルの佳き時代の響きが再現!! 宇野功芳氏がクリップス指揮のハイドンの交響曲第99番を大推薦されていたので、購入したCDである。カップリングされたブラ1、チャイ5、未完成いずれも古き良き時代のウィーン・フィルの典雅な響きに満たされていて大満足。とりわけチャイ5は、金管楽器の咆哮を基軸とした爆演が多いなか、しっとりと落ち着いた響きの中に色彩感があり、これぞウィーン・スタイルの演奏だ。
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生まれ変わった「ダフニスとクロエ」、故郷フランスから見参!これまでの演奏と比較して楽器の音色が、特に木管楽器の音色が明らかに違う。ソロ楽器は夢心地でであり、ずっと聴いていたいほどだ。時代楽器で演奏しているが、20世紀初頭の音楽の再現ではなく、これは未来を志向した演奏だと思う。ソロ楽器が活躍するボレロをこのロトとレ・シエクルのコンビで聴いてみたいと思うのは、私だけではないだろう。
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58年録音のカール・リヒターのマタイから遠いところに来てしまったというのが、私の率直な感想。一糸乱れぬ器楽アンサンブルと独唱陣、モンテヴェルディ合唱団の正確なピッチ。完璧な演奏ながら、心にぐっと来るものがない。60年も昔のリヒターのマタイを持ち出すのもおかしいが、やはりそこに戻ってしまう。声楽曲と見るか、宗教曲と見るかで、評価が分かれると思う。 私はマタイを特別な宗教曲と見ている。
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いま現れる「悲愴」のあるべき姿。とかく感傷的になりがちな悲愴であるが、クルレンツィス指揮の悲愴は峻烈きわまりない演奏である。一例をあげると過度な甘さを排した第2楽章のワルツ。優雅をそぎ落とし、スコアにある音符を見事に音楽として再現している。過去のしがらみから解放され、これほど生々しくかつ生命力にあふれた演奏録音を聴けることを素直に喜びたい。
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