サンフランシスコ湾上からサンクエンティン刑務所への空撮で幕を開ける本作はA・クラヴァン原作を映画化したタイムリミット型サスペンススリラーの秀作。
酒と女にだらしないが、事件に関する嗅覚だけが取柄の主人公が、無実を訴え続ける死刑執行間近の受刑者への取材で冤罪を確信し、如何にして真相に辿り着くかは観てのお楽しみ!
受刑者が面会の最後に娘と交わす会話はグッと胸に刺さります。
イーストウッド扮する主人公が真相の究明を、上司に扮するJ・ウッズとD・リアリー
に訴え、台詞が応酬する場面は見応えある見せ場の一つと 言えます。
ジャズ界の至宝ダイアナ・クラールの歌声で幕を閉じる1999年製作の本作はイーストウッドの20世紀最後の作品であり21世紀への橋渡しとして記憶に残る逸品です。