再確認そして発展

菊地雅章

レコードの発売から約40年！やっと再発です！レコードと聴き比べると、マスタリングで各楽器の音がクリアーとなり音量も上がっています！ピース・ツー・ピースの哀愁を帯びたローズの音も、マスタリングで低かった音量が持ち上げられていました。またヤング・ブラッズなどで聴かれるピアノのチューニングの狂いにも修正されていますね。しかし、フェンダー・ローズの音はマスタリングしていないレコードの方が良いかな…

クロッシングス＜紙ジャケット仕様完全生産限定盤＞

Herbie Hancock

激しいパーカッションから始まり、アンサンブルへと突入。ジャズファンク炸裂！ ハービーのローズが転がりまくり、今は亡きB・モウピンのS.SAXも踊りまくる。P・グリスンのMOOGが、絶妙につなぎの役割を果たす。てんこ盛りの音に血が沸き立つエネルギーを感じ、アッと言う間に聴き終える。過渡期の作品ですが、間違いなくハービー作品の傑作のひとつ！方向転換後のヘッドハンターズは名盤ですが、ディスコ用ポップスです。

九州・高原のサウンドスケープ

九州人は、阿蘇・久住や大吊り橋で有名な九重町、黒川温泉など北部九州の山や高原には一度や二度は訪れるもの。様々な自然の音が聞こえてきます。このCDもまさにその周辺で録音されたもの。これまでの同様なアルバムとの違いは、音の風景という作品のコンセプトにもあるように、あたかもその景色の中にいるような心地よい感じを受けるということ。高原には行けないけど癒しは必要！という人には必聴の一品。音も非常に高音質。