あれは大学3年の冬のこと…人生始めての彼女ができて、有頂天な日々を送っていた私。恋愛初心者かつ、もちろん童貞であった私は色々な手続きを誤り、非常に短いパルスのような(←ここ!、スティーブ・ライヒ押し始まってますよっ!)早急さで、リア充大人たちが行くホテルに誘導しようとしたのが運の尽き…3ヶ月という、これまた非常に短いパッセージで「嫌いじゃないけど、好きでもない」というセリフを残し、まさにこのCDの終盤の消えゆくようなフェードアウトで、私の人生最初の異性との愛の季節が突然、幕を閉じました…。その後、体験したことの無いあまりに大きい喪失感・色々と経験するだったであろう様々な経験の数々の妄想に絡め取られ、立っているのもやっとな状態に陥った私…。大学の授業もアルバイトも1週間行けなくなり、その1週間の間、布団に潜り、延々とミニコンポのCDプレーヤーでリピートされ続けたのがこのCD(旧盤)である…。このCDに癒され快復した私は以後、新たな愛への渇望とともに現代・前衛・実験音楽などへの探究心を掘り起こされ、現在に至る…。まさに、私の人生を救ったかのような素晴らしいCDであり、これはそのリ・イシューにあたるのだが、有効成分にまったく違いは無いので、イタいフラれ方した奴らは、このCDを1週間布団に潜りこんで、死んだように聴き続けろっ!!!。