このレビューを書いている2日前(2025年4月28日)、アラームのマイク・ピータース(Vo,G)が亡くなった。享年66歳。
このアルバムはアラームが1985年に出したセカンドアルバムだが、当時中二の私にとって、自分に気合を入れる時には必ず聴いていた1枚。
1985年当時日本でリリースされたアルバムと、その後のリリースでは曲順がかなり変わっているので、このレビューはイギリス盤のLPベースで書きます。
①ハーモニカとピアノで始まるこの曲は旧友を思い、76年のスピリットを力強く長渕剛ばりに歌い上げる1曲。後半の「ハッ!」と叫ぶ瞬間は感極まる瞬間。
続いてロカビリー調にヘーイナー、オーナハナハーからのFire! Fire! Fire!な②←聴けば分かる。ピアノと最低限のオーケストラで歌い上げる粗削りなバラードの④、なんの飾り気も無く歌い上げる所がストレートに感動を呼ぶ。
ここでノリは一転の⑥、全力で走っている映像が目に浮かぶような疾走感あるギターリフと、なんだかわからないけど何かの使命を背負ったかのようなマイク・ピータースのシャウト系ボーカルに、思わず拳を振り上げること必至。
思わず口ずさみたくなるシンガロング系ソングの⑧
そして何より元気と気合を最も貰えた猪木ソングの⑪「これこそ紛れもない現実、現実を作り出すのも現実の問題を解決して行くのもすべてはぼくたち自身なんだ(訳:中川五郎)」
この先も、彼らの曲は多くの人に元気を与えてくれると思う、ありがとう、マイク・ピータース。