ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズが名盤『キャッチ・ア・ファイア』リリース後に行ったサンフランシスコ・マトリックスでの伝説のライブ。そのライブのために行われたあまりにも凄まじいスタジオ・ジャム音源が初LP化! (C)RS
JMD(2022/12/28)
ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズが名盤『キャッチ・ア・ファイア』リリース後に行ったサンフランシスコ・マトリックスでの伝説のライブ。そのライブのために行われたあまりにも凄まじいスタジオ・ジャム音源が初LP化!
初世界進出作品『キャッチ・ア・ファイア』を発表した直後73年にアメリカ・ツアーを行った際、メイン・アクトであったスライ&ザ・ファミリー・ストーンを喰ってしまうという結果となり、ツアーから外される憂き目にあったボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ。その後若きジャマイカの獅子たちは、代わりにサンフランシスコのマトリックスで伝説のライヴを行う。本作は、自伝等でも大きな話題となったそのマトリックスでのライヴのためのスタジオ・ジャムで、Pヴァインが2005年にCD化するまでその存在すら知られていなかった音源である。ボブ・マーリー(vo/g)、ピーター・トッシュ(vo/g)、ジョー・ヒッグス(per)、アール・リンド(keybd)、ファミリーマン・バレット(b)、カールトン・バレット(d)という最強のメンツで、まさにトレンチタウン・エクスペリエンスとなるレゲエ、いや、ロック・スピリットをぶつける。甘いロックステディのムードに溢れていた「スター・イット・アップ」など、まるで激しいロックに姿を変えて燃え盛る。初リリースから十数年の時を超えて初LP化、これぞまさに奇跡の復刻である。
発売・販売元 提供資料(2022/12/26)
まだまだ出てくるボブ・マーリーのお宝音源! 今回リリースされるのはリタが温めていた73年のスタジオ・ジャムを収録したもの。リハーサルとはいえ『Catch A Fire』リリース直後だけに脂の乗り具合はハンパない! そのほか、ダブ嫌いなボブが残した貴重なダブ・プレートなどを収録した作品と、75年にシカゴで行ったライヴ盤も同時リリース。レア音源ってなかなか手を出しにくいですが、レゲエ好きを自負するならば聴きなさい!
bounce (C)山西 絵美
タワーレコード(2005年08月号掲載 (P86))