1829年11月28日生まれ、露・ヴィフヴァチネツ(現・モルドバ)出身の作曲家/ピアニスト/指揮者。本名はアントン・グリゴリエヴィチ・ルビンシテイン。弟ニコライもピアニスト。アレクサンドル・ヴィロイングに師事し、パリへ渡ってリストやショパンに出会い、欧州や露で演奏会を開催し成功。世界的名声を得てロシア・ピアノ流派の祖となり、59年にロシア音楽協会、62年にサンクトペテルブルク音楽院を創設。露に欧州の音楽的伝統を根付かせる一方、正教徒のための“宗教オペラ”というジャンルを創出。ベートーヴェンと似た容姿から“ヴァン二世”の異名も。晩年は心臓を病み、1894年11月20日にペテルブルク近郊ペテルゴフにて死去。64歳没。
2018/07/12 (2018/07/13更新) (CDジャーナル)