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連載/コラム

連載: アップアップガールズ(仮)対バン行脚(仮)

掲載: 2013年03月19日 13:00

更新: 2013年03月19日 13:00

文/土屋恵介、写真/Susie



前回の反省を踏まえて攻めたアプガ、静と動を使い分けたドロシー



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“overture(仮)”に乗って、ゴールドのロングスリーヴ・ヴァージョンの衣装を纏ったアップアップガールズ(仮)がステージに登場し、大歓声の観客に“イチバンガールズ!”をブチかます。MCで〈決戦じゃー!〉と叫ぶ仙石に、〈おかえりー!〉という温かい地元オーディエンスの声が飛ぶ。2曲目は、先日リリースされたばかりのシングル“SAKURA DRIVE”。初披露となった前回より、歌もダンスもスムースだ。曲終わりに用意された関根の見せ場と言っていいフェイクは、新潟ではノドの不調から伸びがなかったものの、今回はばっちりキメてリヴェンジ成功。

続く“マーブルヒーロー”からは、攻め攻めの超オフェンス体制で曲を畳み掛けていく。“なめんな!アシガールズ”の振りはとても大きく、なかでも森はダイナミックな姿を見せていた。そして“リスペクトーキョー”での新井による棒(読み)ラップはますます磨きがかかり、〈仙台なう!〉で大盛り上がり。メンバー全員の表情がとてもイキイキしている。



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古川の〈もっともっと飛ばしていきますよー!〉の声で、観客のテンションがさらに上がったところで“UPPER ROCK”を投入。ダンスのキレはビッシビシで、佐藤の汗もいつも以上の輝きっぷりだ。アプガのリミッターは完全解除モードに突入し、“チョッパー☆チョッパー”でますますヒートアップ。佐保のヘッドバンギングもレヴェルMAXのパワフル度だし、古川はモニター・スピーカーに足を乗せてみせるロッカー状態に。そして仙石はステージを走って観客とコール&レスポンスだ。

佐藤の〈まだまだ盛り上がっていきますか!〉の声に続いて“アッパーカット!”が炸裂。ついに伊達政宗が憑依したのか、仙石をはじめ、全員のダンスの躍動感が素晴らしい。関根も〈Oi! Oi!〉と観客を煽っていく――曲中の休憩タイムで、一瞬の隙に古川が水を飲んでいたのもハードさを物語るリアルな光景だった。だが、佐藤の〈休憩終わり!〉の声から、すぐさま笑顔で跳ねまくる7人。曲の最後、森が勝者として手を上げたのは、仙台出身の仙石だ。



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観客の拍手のなか、怒涛の攻めのトドメと言わんばかりに“お願い魅惑のターゲット”へ。メンバー全員がステージ前方ギリギリでファンと視線を合わせ、煽りの声を飛ばし、拳を突き上げる。いままで以上の気迫を見せたアプガが圧巻だ。

連続8曲を完走し、新井が〈夏並みに盛り上がってありがとう!〉と語り、そして仙石の〈最後はみんなでひとつになりましょう〉という声から披露されたのは“サイリウム”。メンバーも観客もサイリウムを掲げ、温かい歌/メロディーとカラフルな光が会場全体を包む。輝くミラーボールが胸に沁みるように眩しいじゃないか。見事に7人は、攻めのアプガの真骨頂と言うべきライヴを観せてくれた。



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次は、会場となった仙台RENSAでのライヴ数No.1を誇るDorothy Little Happyの登場だ。押せ押せだったアプガの余韻が残るなか、5人が清楚に並び、切ないメロディーが響く“永遠になれ”が始まると、サッと彼女たちの世界観に切り替わってしまった。やはり、自分たちだけの世界観をしっかりと持っているグループのパワーは改めて強力だと感じさせる。

ファンの大歓声のなか、BiSのカヴァー“nerve”でグイグイと会場のテンションを上げ、“HAPPY DAYS!”で突き抜けるような明るさを見せたドロシー。5人は歌いながらステージで跳ね、キレ抜群のダンスを笑顔でキメる。



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さらに、MARIがソロで歌うスロウ・チューン“見ていてエンジェル”では4人がダンスに専念し、穏やかな曲のムードをしなやかに表現していく。観客全員を引き込んだ〈魅せる〉パフォーマンスは、うっとりするほどの美しさが。かと思えば、“ジャンプ!”では突き抜けるような歌と正確無比なダンスを見せたりと、静と動の使い分けが素晴らしい。高い歌唱力と、指先までしっかりと見せる細やかなダンス、カミソリのように鋭いターン、瞬間的な破壊力も兼ね備えたパフォーマンスで、ドロシー・ワールドを鉄壁なものとしていく。〈聴けばカラダが踊りだす。見ればみんなが恋をする〉というドロシーのコピーに偽りなしでしょう。最後にドロシーは、キャッチーな“未来への虹”で会場一体となってのタオル回しを見せ、幸せな空気いっぱいの空間を完成させてライヴを終えた。



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そしてアンコールでは、ドロシーとアプガの12人がステージに並び、ドロシーの大名曲“デモサヨナラ”をコラボ。歌のパートをアプガとドロシーのメンバーが交互に歌っていき、〈好きよ〉〈オレもー!〉という大コール&レスポンスが巻き起こる。大サビの最後のハイライトは、MARIと仙石の2人がハイトーンを決め、会場のコール/シャウトが大爆発。最高のエンディングを作り上げた。

今回の対決結果をあえて言葉にするなら、決して両者ドローではなく、両者ウィンウィン。2組の気迫が見事にスウィングし、お互いの持ち味が存分に引き出された好勝負は、とても清々しいものだった。アプガに関して言えば、新潟での反省点を踏まえたステージングを思いっきり披露していたのには正直驚かされた。アプガの貪欲な吸収力、恐るべしである。いいライヴができたのも、Negiccoと斎藤瞳さんに感謝でしょう。今回アプガが己の戦いに勝てたことは、今後の対戦や横浜BLITZ戦に向けて、とても大きな弾みとなったことだろう。



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仙台の地での〈対バン行脚〉2戦目を終えた7人は、ここで何を学んだのか。ドロシーはアプガに対してどんなことを感じたのか。 両者のコメントは次回掲載しよう。

……だがしかし、(心を鬼にして)あえて言うならば、ドロシーとの対バンは2度目。相手を熟知しての勝負であり、さらには仙石の故郷でもあったわけだ。良い試合を見せてくれたことには心からリスペクトだが、次の勝負でどのような戦いを見せられるかが〈対バン行脚〉でのキーポイントとなるのは間違いない。次の松山決戦の相手は、地元で絶大な支持を集めるひめキュンフルーツ缶。ひめキュンはロック・マインドを持ったグループだけに、勢いとパワーでガンガン攻めてくるはずだ。パワーVSパワーの火花散る戦いに、勝利の女神はどちらに微笑むのか!? 四国・愛媛で開戦される〈松山決戦 VS ひめキュンフルーツ缶〉に、乞うご期待!



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