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ひよこNo.48 或るミイ

連載
ROCKひよこ組
公開
2012/08/22   00:00
ソース
bounce 347号(2012年8月25日発行)
テキスト
文/タマコ


タマゴからかえったばかりのロック・バンドが登場!



或るミイ_A



みなさ〜ん、コ〜ンニチハ〜☆ タマゴからかえったばかりのロック・バンドが集まる〈ROCKひよこ組〉の担任、タマコです。今年の夏は結局花火大会に縁がありませんでした。仕方がないので〈鶴見川大線香花火大会〉でガマン。さて今回のひよこちゃんは、ファースト・アルバム『(仮)或るミイのすべて』(YOUTH)を発表した4人組、或るミイです! あくまで仮(ウソです、正式です)!! 冒頭曲“BUG”のイントロにおけるビビるほどの爆発ぶりには、ずいぶん威勢のいいバンドね〜と思うでしょうが、この子たちの十八番はダブ処理が心地良く施された楽曲。

「音楽的にはダブの入口がフィッシュマンズで、実験的な姿勢はレディオヘッドに影響を受けました。バンドとしての在り方は、自分たちのやりたいことが明確になっているという意味でTHE NOVEMBERSを尊敬しています」(田中悠貴、ギター:以下同)。

“ただのマーヤー”(名曲っす!)のようなピアニカ入りのダブ・ポップ曲には確かにフィッシュマンズを思わせるグッド・メロディーがあり、日本的なセンティメントが息づいています。でもいわゆるダブ・バンド風情ではなく、あくまでロックに根差しているってところがポイントですね。

「ダブは好きですが、もともとポップなメロディーだったり激しい音楽を聴いてきたので、自然といまの形に。その時にカッコイイと思ったものをやりたいので、いろいろな要素を取り込んでいきたいです。ゲーム音楽が好きなので、スタンダードなバンド・サウンド以外の楽器や音色も入れてみたい。でも、何より大事にしているのは歌メロ。歌っていて楽しくないと嫌なので、時間をかけてレコーディングしました」。

新作は初の全国流通盤で、これまで自主で発表してきた楽曲の再録と新曲から構成されています。

「3年間やってきた〈いまの或るミイ〉を詰め込もうと、ベスト盤的な選曲にしました。再録曲はリズムやギターの重ね、歌というすべてにおいてメリハリを意識してリアレンジしています。飽きずに何度も聴いてもらえるようになったと思いますね」。

これまでのミイちゃんを知ってる人たちも目から鱗な仕上がりになってるはずです! ではミイちゃんの野望を聞かせて!

「〈フジロック〉で大合唱を起こしたい! それだけをめざしてます」。

めざせミイちゃん〈フジロック〉!! ではまた次回☆



ひよこ組のおともだち



JAPPERS 『Lately EP』 Dead Funny

清涼感と、ちょっぴりの寂寥感——このセンティメンタルで懐かしさを覚えるサウンドは、真っ先にラーズが思い浮かびます。QUATTROあたりが好きな人にオススメですよ。高幡不動を中心に活動する5人組……大学繋がりでしょうか……。

 

イツキライカ 『ピンホール透過光』 JACKMAN

京都でバンド活動もしている井戸健人くんのソロ・プロジェクトだとか。くるりを思わせるポップセンスがありますね。ネオアコ風味の清々しいアップから、純粋に素晴らしいメロディーを楽しめるスロウまで、良質! タマコ、好きです!

 

GOOD BYE APRIL 『夢みるモンシロ』 AVOCADO

タイトルがステキですね〜。紅一点がベースっていう、ロック・バンドあるある的な4人組。音は日本のギター・ロックの系譜に連なっている印象で、なかでもバンプ直系。優しさと激しさを併せ持った温かいナンバーが魅力ですよ!

 

THE ANDS 『FAB NOISE』 Nomadic

ほんのりブラー風味な冒頭曲をはじめ、ブリット・ポップな匂いを漂わせたガレージ・ロック。全体的のイメージはthe pillowsに近いかなと(メンバーの一人は活動休止中のmonokuroの人!)。とにかくUKのかほりがするんです。