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連載/コラム

IU JAPAN PREMIUM “SPECIAL LIVE” @ 渋谷Bunkamura オーチャードホール(2012年1月24日 17:00)

連載: K-POP LOVERS!

掲載: 2012年02月03日 16:00

 

IU

 

韓国では年代や性別を問わず支持を集め、〈国民の妹〉と称されるほどの人気を誇っている女性シンガーのIU(アイユー)。そんな彼女が、3月の本格的な日本デビューを前に、1月24日に東京・渋谷Bunkamura オーチャードホールにてスペシャル・イヴェント〈IU JAPAN PREMIUM “SPECIAL LIVE”〉を行いました。

K-POPを好んで聴くリスナーにとっては、シーンに欠かせない存在の彼女ですが、日本で単独公演を行うのは今回がはじめて。昨年12月に発売された日本プレデビュー・アルバム『I□U』の購入者から抽選で選ばれた観客を招待する、いわゆる購入者イヴェントではありますが、韓国ではすでにオリジナル・アルバムやデジタル・シングルなど数多くの楽曲を発表している彼女だけに、今回どの曲を歌うのか、そしてクラシック・コンサートをメインに、オペラやバレエなどが数多く行われているオーチャードホールで、どのようなステージを展開するのか。これは今回の公演が発表された頃より、ファンのなかで注目を集めていた部分でもあります。

さまざまな期待が募るなか、開演時間に合わせて登場したのは、総勢37名のオーケストラと、黒いミニのワンピースに身を包んだIU。このシチュエーションが揃った段階で、すでに胸の高鳴りが抑えられなかった方も多かったはず。そんななかで、オープニングを飾ったのは、韓国でのデビュー曲“Lost Child”でした。

 

IU

 

サビを境に色を変化させる眩いライトとオーケストラの力強い演奏を背に、切ないヴォーカルを聴かせた彼女。歌い終わったあとに「ありがとうございます」とつぶやくと、その美しい歌声へ一気に拍手と歓声が寄せられました。「私は日本語が上手じゃないけど、みなさんのために、今日コメントを全部日本語で準備してきました。日本でショウケースが初めてだから、ちょっと緊張しています……」と語りながらも、「はくしゅ~」と観客に反応を求めて笑顔を浮かべたり、「お水タイム……」と言いつつ水を口にしたり。少し言葉を発しただけで、彼女が持つ愛らしいキャラクターが一気に全面に押し出される、それもまたIUの魅力です。

「次の曲は、綺麗な曲です。昨日、1日中雨と雪が降ったでしょう? それで、この歌を歌います」とスタートしたのは “Rain Drop”。耳元で囁いているかのような歌声で始まるこの曲は、優しい雰囲気のミディアム・ナンバーです。透明感のあるヴォーカルであっという間に心を癒す、そんな力を持つIUのパフォーマンスは、人々を幸せにする魔法のよう。歌っているときには大人びた表情を浮かべる彼女ですが、楽曲が終わったあとに「キレイでしょ?」と会場に笑いかける姿は、18歳の少女そのもの。

 

IU

 

「次の曲は、みなさんも知っています。でも、この曲を聴いたら、みなさんビックリすると思います」

大ヒット曲“Good Day”の前のMCで、こんなことを話していた彼女。わくわくするようなイントロのあとのフレーズをしっかり聴いてみると……、日本語? そう、この日は披露されたのは、3月21日にシングルとしてリリースされる“Good Day”のジャパニーズ・ヴァージョン。韓国語の響きを大切にしつつ、ちょっぴりコミカルさが加わったその歌詞を、1つ1つ丁寧に歌い、終盤には高音域のヴォーカルのキーを徐々に上げていく〈三段ブースター〉も登場。終わったあとに、「どうでしたか? 私、ちょっと日本語上手でしょう?」と語ると、会場からはこの日一番の拍手と歓声が贈られました。

 

IU

 

本編を締めくくったのは、最新アルバム『Last Fantasy』のタイトル曲である“Last Fantasy”。彼女の透明感のある歌声と、オーケストラの力強く幻想的な演奏が合わさったこの曲は、まるでミュージカルの1シーンを描いているかのようにドラマティックなナンバーです。スタートから胸を打たれっぱなしの状態なのに、“Last Fantasy”が持つ底なしの魅力に、一気に飲み込まれていきます。その場にいられたことがとにかく幸せ……そう思える夢のような時間はあっという間に過ぎていきました。

「今日きてくれて、ありがとうございます。ありがとう。ありがとう。いま私は、行きます~」と会場を去ろうとしたとき、彼女を呼び止めようとする多くの声援が……。するとIUは「まだ……、アンコールがあるよ? すぐ戻るよ~」と暴露(笑)。そんな素直な性格も、IUが愛される理由です。

 

IU

 

アンコールでは、古家正亨さんと共にトークを展開。この日初披露となった“Good Day”の日本語版については「思っていた以上に難しかったです。最大限日本語らしくなるように、プロの方に来ていただいて、一生懸命教えていただきました。発音に気をつけるように努力をしたんですが、発音に気をとられると歌うのが大変で……。とても苦労しました。でも聴いてくださったみなさんがとっても喜んでくださったので、今日このステージではじめて日本語で歌ってよかったなと思いました」とコメント。オリジナル版の歌詞に登場する重要なキーワード、〈オッパ〉(※韓国語でお兄さんの意味)をそのままにしたことは「私は〈オッパ〉という言葉が大好きなんです。すでに口になじんでいますし、日本のみなさんにこのかわいい言葉をご紹介したいなと思って、そのまま入れました」とのこと(これはファンにとって、嬉しいポイントですよね?)。その後、古家さんから促されて、恥ずかしそうに「オッパ?」と言ってくれたこともまた、印象的な一幕でした。

ラストは、アコースティック・ギターを弾きながらミニー・リパートンの“Lovin’ You”をパフォーマンス。子守唄のように心地よく響くIUの優しい歌声に包まれながら、約40分間のスペシャルなステージは幕を閉じました。

 

〈IU JAPAN PREMIUM “SPECIAL LIVE” セットリスト〉
1. Lost Child
2. Rain Drop
3. Good Day(Japanese Version)
4. Last Fantasy
5. Lovin' You(Cover Song of Minnie Riperton)

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