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平井堅

〈モード〉と〈大衆性〉の絶妙なブレンドが肝! 3年ぶりのニュー・アルバムが完成!!

連載
360°
公開
2011/06/08   00:00
ソース
bounce 332号 (2011年5月25日発行)
テキスト
文/猪又 孝


キャリア初期の転機となった曲であり、いまの活躍に繋がる出発点となった2000年のシングル“楽園”。洗練を極めたR&Bでヒットを出したという点で、同曲をプロデュースした松尾“KC”潔は、平井堅に〈モード〉と〈大衆性〉が両立できる創作性を示唆した人物だと思うが、その松尾を共同プロデューサーに迎え、10年ぶりにタッグを組んで作られたニュー・アルバム『JAPANESE SINGER』は、その二面性がバランス良く表出した一枚だ。

まず、本作には映画やドラマの主題歌を多数収録。最新シングル“いとしき日々よ”(ドラマ「JIN-仁-」)をはじめ、“僕は君に恋をする”(映画「僕の初恋をキミに捧ぐ」)、“アイシテル”(映画「ゴースト もういちど抱きしめたい」)、さらに“夢のむこうで”も6月公開の映画「星守る犬」の主題歌となっている。そうして多くの日本人が耳にした曲を収めて大衆性を高める一方、モダンさや茶目っ気も忘れていない。ブラジリアンな“Missサマータイム”やスパニッシュなエレクトロR&B“BLIND”は非常に洒落た装い。かと思えば、“お願いジュリー☆”は“POP STAR”路線のモロ歌謡曲。オーサカ=モノレールとEMI MARIAが参加したJBマナーのファンク曲“Girls 3x”は、本作でもっとも意表を突かれるナンバーだろう。

ただ、そうした西洋テイストもJ-Popマナーで聴きやすく仕立てているところがミソ。そこで目を引くのは、“楽園”がスポットを当てるきっかけのひとつになった〈R&B〉という音楽に対する思いを綴った“R&B”。ひょっとするとこれは、10年越しのメッセージソング、なのかもしれない。



▼『JAPANESE SINGER』の先行シングル“いとしき日々よ”(DefSTAR)

 

▼新作に参加したアーティストの作品を一部紹介。
左から、オーサカ=モノレールの2006年作『REALITY FOR THE PEOPLE』(Pヴァイン)、EMI MARIAの2011年作『BLUE BIRD』(ビクター)

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