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CYPRESS HILL

連載
Discographic
公開
2010/06/17   16:40
更新
2010/06/17   16:49
ソース
bounce 320号 (2010年4月25日発行)
テキスト
インタヴュー・文/升本 徹

 

あの伝説的なラティーノ・グループもプライオリティ入り!!

 

CypressHill -A

 

プライオリティのクリエイティヴ・チェアマンに就任したスヌープ・ドッグが、レーベル復興のため最初に招致したのは、何とあのサイプレス・ヒルだった! 数々のクラシックを世に送り出し、シーン外からも高い支持を得ているサイプレスのような超大物の電撃的な獲得劇は事件と言ってもいい出来事だ。

「スヌープとはデビュー当時からの長い付き合いだからな。プライオリティは過去にたくさんの偉大なアーティストを育て、その作品をリリースし、ヒップホップ界に多大なる影響を与えてきたレーベルだから、その一員になれて興奮しているよ。スヌープと共に新たな歴史を作っていくさ」(B・リアル、MC)。

共にウェストコースト・ヒップホップの看板を背負って90年代前半からシーンを牽引していただけに、ここ数年、創作面においてはメンバー個々の活動が中心になっていたサイプレスのシーン最前線復帰は、プライオリティだけでなくウェストコーストの復権を考えるスヌープにとってはマストだったのかもしれない。そのプランにサイプレスも乗ったってことなんだろう、そして届けられたのが実に6年ぶりとなるニュー・アルバム『Rise Up』だ!

「〈Rise Up〉という言葉自体かなり強いだろ。主張があるなら立ち上がって声にしろ、っていうメッセージを込めている。一方で、6年のブランクがある俺たちにとっては〈そろそろ立ち上がって仕事して、俺らの音楽を聴いてもらおうぜ!〉って意味でもあるんだ」(B・リアル)。

そのB・リアルがみずから手掛けた先行曲“It Ain't Nothin!”の、ブランクをまったく感じさせない不変のサウンドからしてオールド&ニューなサイプレス・ファンにはツボだったろうが、ギャングだった時代を振り返るハードな曲あり、お約束のガンジャ讃歌あり、ルーツを辿るようなラテン・テイストあり、とアルバム本編もマチガイナシ。なかでもジム・ジョンシンが手掛け、ピットブルとマーク・アンソニーが参加した“Armada Latina”はアルバムのハイライトのひとつと言える。

「この曲は俺らラティーノのアンセムみたいなもの。この曲に関わった人間みんながキューバ人やプエルトリコ人だったりしたから自然にああいう仕上がりになったんだ。ロブ・トーマスとサンタナがやった“Smooth”みたいに革新的な曲だと思うよ」(セン・ドッグ)。

他にもトム・モレロ(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)やマイク・シノダ(リンキン・パーク)らヘヴィー・ロック勢との共演、ピート・ロックとのコラボなどトピックの多い本作をきっかけにして、サイプレス・ヒル/プライオリティ/ウェストコーストの新たな歴史が幕を開ける!

 

▼メンバーの近作を紹介。

左から、B・リアルの2009年作『Smoke N Mirrors』(Duck Down)、セン・ドッグの2008年作『Diary Of A Mad Dog』(Suburban Noize)、エリック・ボボの2008年作『Meeting Of The Minds』(Nacional)、マグス監修の2009年のコンピ『Soul Assassins Intermission』(Gold Dust Media/!K7)

 

▼サイプレス・ヒルの近作を紹介。

2004年作『Til Death Do Us Apart』(Columbia)

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