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第560回 ─ BULLET OF PUNKS

連載
NEW OPUSコラム
公開
2009/12/24   18:00
更新
2009/12/24   18:37
ソース
『bounce』 317号(2009/12/25)
テキスト
文/若狭谷 力

ジャパニーズ・パンクのいまを映す最強コンピ!

 常にシーンの動向に目を光らせる、アンテナの感度が抜群のタワレコ・バイヤーが監修したパンク・コンピ『BULLET OF THUNDERBOLT』がリリースされた。集まったバンドはいずれも現在グンと頭角を現している新鋭のバンドたち――つまり耳の肥えた面々が選んだ信頼性の高いネクスト・ブレイク候補ということ。もちろん一筋縄ではいかない曲者揃いだが、なかでも90年代のエッセンスをタップリと含んだオールド・スタイルのメロコアをプレイするANTI NICE“DON'T STOP MUSIC LIFE”や尖りまくりの痛快ファスト・パンクを掻き鳴らすBAMbi“PUNK IS NOT DEAD”、甘酸っぱいメロディーラインを奏でる哀愁系のLABRET“maple”が秀逸だ。他にも2009年に大躍進を果たして新作もリリースされるFACTや、彼らが絶賛するSNORTやTRIBAL CHAIRらスクリーモ/モダン・ヘヴィー勢も顔を揃えている。激動のゼロ年代を終え、2010年代のシーンを担うであろう16組のバンドとバイヤー陣の熱いパンク魂がギュギュッと詰まった一枚。もちろんタワレコ限定リリースだぞ!!

▼コンピに参加したバンドを一部紹介。