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第523回 ─ 初音ミク無限増殖中

連載
NEW OPUSコラム
公開
2009/08/26   18:00
更新
2009/08/26   18:19
ソース
『bounce』 313号(2009/8/25)
テキスト
文/出嶌 孝次

誕生から2周年、勢いが止まらない!?

 生誕2年で、すでに数え切れないほどの楽曲を歌っている〈ヴォーカリスト〉──そう、音声合成システムを用いたDTMソフトの初音ミクです。2007年の登場以来〈ニコニコ動画〉などを通じて在野の優れたクリエイターが多くの作品を発表し、2008年には彼女の〈メジャー・デビュー〉作となるlivetuneの『Re:package』がオリコン5位の大ヒットを記録しました。以降もdorikoの名曲“歌に形はないけれど”などが話題を集め、今年に入ると“メルト”を生み出したsupercellの『supercell』がオリコン4位まで上昇! そのようにヒットメイカーとなった2周年のタイミングで、彼女の関連作がドッと登場です。まずマストなのは〈memories〉〈impacts〉と題されたベスト盤2枚。先述した顔ぶれの代表曲に加え、“みくみくにしてあげる♪【してやんよ】”などのクラシック、ジュディマリ“そばかす”などのカヴァーもあって、彼女の歩みや魅力の本質が手軽に理解できます。続いては、HMOとか中の人。(Paw Lab.)名義の『初音ミク・オーケストラ』はあの松武秀樹も絶賛したというYMOのカヴァー集。声との親和性を思えばバッチリです。で、ベッカがネット上で初音ミクによる自曲カヴァーを見た(ん?)ことから実現したというコラボ・シングル“SHIBUYA”も登場。最後はSweet Vacationの曲を有名無名のクリエイターが初音ミクに歌わせるという変則的なカヴァー集『8 bit darling project:DELUXE』も良い出来です。しかし、〈同じ人〉が歌うと曲の善し悪しが如実に出るのですね。

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