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第40回 ─ オー・ブラザー!

ブラザー・グループの伝統は近年のR&Bにも受け継がれている!?

連載
IN THE SHADOW OF SOUL
公開
2009/07/22   18:00
ソース
『bounce』 312号(2009/7/25)
テキスト
文/出嶌孝次

 〈兄弟ならではのハーモニー〉といったものが科学的に存在するのか、とかいう話はさておき、ジャクソンズやデバージに代表されるソウル~R&B界のブラザー・グループ・ロマンは確実に存在する。例えば、80年代にはトラウトマン兄弟から成るザップ(兄弟間の悲劇は最悪だったが……)や、近代ゴスペル界の雄たるワイナンズが輩出された。90年代最高のグループとされるジョデシィはK-Ci&ジョジョ+デヴァンテ&ダルヴィンという2組の兄弟が集まったユニットだし、そのフォロワーたるジャギド・エッジも主要メンバー2名は兄弟だ。90年代には後にロイとジョンのアンソニー兄弟が各々ソロ・デビューするレ・ジットもいた。ジャクソン5を雛型にしたお子様グループという意味ではボーイズやニュートロンズも忘れがたい。家族や兄弟で教会へ通う伝統がそのままグループ結成に繋がりやすいのかどうかは知らないが、他ジャンルの音楽に比べて兄弟で同じグループをやることが自然なのは確かだろう。近年でもジャクソン5+ジャクソンズ的な年の差兄弟のB5や、デフ・ジャムからデビューしてリアリティーTVなどもやっているブラザがメジャーで活躍中で、R&Bグループ自体が激減している時代にあってそのロマンはまだ生き続けている。ただ、一番人気のプレジャーPが脱退したプリティ・リッキーのように、兄弟ならではの難しさというものはどうしても付きまとう。そんな部分も含めて幻想を増幅させてくれたジャクソンズはやはり最強の兄弟なのだ。

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