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第500回 ─ SKYFISH

連載
NEW OPUSコラム
公開
2009/05/28   17:00
更新
2009/05/28   17:47
ソース
『bounce』 310号(2009/5/25)
テキスト
文/一ノ木 裕之

いまをときめく面々のビートを多く請け負う職人が、ヤバすぎるアルバムをリリース!

  古くはブレイクコア・レーベルの19頭身にレコーディング作品を残し、海外ツアーも経験。近年は鎮座DOPENESS(KOCHITOLA HAGURETIC EMCEE's)らをサイドMCに従えたDJプレイやRUMIのライヴDJとしても現場へ顔を出すと共に、彼らをはじめ環ROYやCIAZOOといった面々の楽曲プロデュースやリミックスも数多く手掛けている。さらに最近ではZEN-LA-ROCKらとネット・ラジオ番組もスタートさせるなど、その動きを活発化させているSKYFISH。このたび彼が待望のファースト・アルバム『RAW PRICE MUSIC』を完成させた。

 ダンスホールからジャングルやグライム、ダブ・ステップに至るサウンドを掻き混ぜ、カオティックに響き渡らせるビートメイクは初作にして破格。先述のメンツに加えて漢(MSC)ら客演勢との共演はもちろん、インスト曲でのなおエネルギーに満ちた音作りが素晴らしい。これを名刺代わりに、彼の元へ仕事が殺到する日は近いと断言しよう。
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