NEWS & COLUMN ニュース/記事

第178回 ─ マンガはヒップホップの夢を見るか?

第178回 ─ マンガはヒップホップの夢を見るか?(2)

連載
360°
公開
2009/05/28   17:00
更新
2009/05/28   17:48
ソース
『bounce』 310号(2009/5/25)
テキスト
文/クール・モー・D

ヒップホップ界の著名アーティストが総集結!!


ワーンワーン、KRSワン。ワーイワーイ、ワイクリフ。エリックB&ラキムンムン──文字だけで見ると脱力必至ですが、やはりマンガのパワーは偉大です。〈manga meets music〉ということで題材はほぼ音楽ネタ。オールド・スクール愛の強い先生ではありますが、登場する素材はそこに留まりません。ジャジー・ジェフもMFドゥームもマスターPも宇多丸師匠もネタ使いされております。

あの著名人たちもなぜか出没!!


マーク・パンサーからキーシャ・コール、ビヨンセ、マイケル・センベロ、アレクサンダー・オニール、a-ha、スノー、スコセッシ監督、水野晴郎、イチロー、そしてチェケ太や桜田ズン子など〈マンガDROP!〉でもお馴染みのキャラクターまでが総登場するのはもちろん、たまに中原昌也らが実写(?)で登場するのもストレンジ。ちなみに、なぜか林家ファミリーからは複数名が登場しています。

夢のコラボレーションも実現!?


←これは言うまでもないですが……思い付いても形にする人はUJT先生ぐらいしかいないでしょうね。サンプリング・マジックとでも言いましょうか。他にも荒川静香にインスパイアされるQバート、大木こだま・ひびきのギャグをやるティンバランド、ヴァニラ・アイスとジャスト・アイスのコラボなどなど……やはり思い付いても形にする人はUJT先生以外にいないと断言できます。これがヒップホップ!


  ……ちょっとちょっとお客さ~ん、立ち読みは止めてくださいよ。読みたいならお買い上げになっておウチでどうぞ……って、あなた、アフリカ・バンバータさんじゃないですか~。えっ、なにをブツブツおっしゃってるんですか?

UJT is a dynamic drawer and fantastic in his artwork of funky characters for a fantasy even realistic world of comic books. Japan hot cartoonist, make sure to check him out. 
──AFRIKA BAMBAATAA AND THE SOULSONIC FORCE

 なるほどなるほど。わかります(ウソ)。とにかく、バム校長も激押しの推薦図書「ブレイクタイム manga meets music 1989-2009」を、みなさんもチェックしてみましょうね!

記事ナビ