日本のポスト・パンク? 80年代を秘かに彩ったフィルムスとTPOがついに復刻!
ツヤツヤのシンセが入ってたり、デジタル・ビートだったりすると何でも〈80年代っぽい~〉とか紋切り型に評される状況がこの10年ほど続いていますが、よく考えると80年代にこんな音あったのかな?と首をかしげている人も多いはず。じゃあ、どんな音が80年代的かってことなんですが、それを伝える好サンプルが2枚同時リイシューされました。ひとつはテクノ・ポップ・バンドのフィルムスが80年に残した『ミスプリント』。昨今の認識での〈テクノ・ポップ〉とは違い、ポスト・パンク世代の実験精神をポップなサーヴィス精神で包んだエセ未来的な痛快盤です。いま聴くとロボ声やシンセ入りのグラム・ロックみたいで、とにかく曲が良い! もう1枚はTPOの83年作『TPO1』をボーナス満載の豪華な2枚組で復刻したもの。小山田圭吾がラジオ番組で使用したことで再脚光を浴びた人たちですが、〈和製アート・オブ・ノイズ〉の呼び声に偽りナシの科学博覧会的なサンプリング大作となっています。耳があっちこっちに行く感じで楽しいですよ!