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第470回 ─ 僕らのミライへ逆回転

物語の重要なポイントとなるファッツ・ウォーラーって誰?

連載
NEW OPUSコラム
公開
2009/03/19   04:00
更新
2009/03/19   17:55
ソース
『bounce』 307号(2009/2/25)
テキスト
文/馬場 雅之

 DVD「僕らのミライへ逆回転」に登場するレンタル・ビデオ店はファッツ・ウォーラー生誕の場所という設定になっていて、これがストーリーの鍵を握っているわけだが、本稿では映画をより深く楽しむためにファッツについて少しだけ解説しておこう。この技巧派ピアニストはビバップが主流になる以前、つまりスウィング期に活躍した人物である。左手でベースラインとコードを交互に弾きながら4ビートのリズムを刻み、右手でメロディーを奏でるラグタイム・ピアノ奏法の一種=ストライド・ピアノと呼ばれるスタイルを取っていた彼は、ピアノの他にもオルガンやヴォーカルで非凡な才能を発揮した。1904年にNYで生まれ、20年代に作詞家のアンディ・ラザフと組んでヒット・ソングを連発。余談だが、シカゴへの演奏旅行の際、ファッツの才能に惚れ込んだアル・カポネが自身の誕生パーティーに招いたというエピソードも残されている。43年、列車旅行中に肺炎のため死去して以降も、“Ain't Misbehavin'”“Honeysuckle Rose”“Jitterbug Waltz”など、多くの名曲と共に人々から愛され続けるファッツ・ウォーラー。この機会にチェックしてみてはいかがだろうか?


ベスト盤『The Very Best Of Fats Waller』(RCA)

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